石堂順子、後藤健二両氏の苗字の違いなどのまとめ

 先週の記者会見で「物議」をかもした、テロリスト集団「イスラム国」に拘束され、殺害予告を受けている後藤健二氏の実母の「石堂順子」氏。発言の一貫性のなさを「混乱」と擁護する声は、主に反体制派の活動家からあがりましたが、どうやら「確信犯」のようだと本日発売の週刊誌2誌「文春」と「新潮」が報じます。以下、両誌の2015年2月5日号(2015年1月29日発売)からの引用です。

 まずは「苗字」の違いについて。本来プライベートなことなので、そっとしておきたいところですが、記者会見の違和感を解明するために欠かせないので触れておきます。

「母とは二十年以上前音信不通でしたから、突然の記者会見に驚きました」

 と「文春」の取材に語るのは後藤健二氏の実兄。石堂順子氏が後藤健二氏の実父と離婚して家を出たとのことで、「石堂」は旧姓。後藤健二氏の妻と「交信」して、はじめて子供の、つまりは孫が生まれたことを知ったというコメントからも疎遠であったことは明らかです。

 では、なぜ石堂順子氏が唐突に会見を開いたのかといえば、会見を仕切ったのは「社会新報」の編集次長 田中稔で、これは「社民党」の機関誌。

 2015年1月26日に「官邸前DISCO化計画」と題して、踊りで平和を呼びかけるといいながら、取材に開いた口々からは政権攻撃とは、昨日のブログで紹介しましたが、

≪海渡(かいど)雄一弁護士は「イスラム国」によるとみられる日本人人質事件に触れ、「テロとの戦いという泥沼に落ち込むのを避けるためにも、政府が何をやっているのか秘密にされてはいけない」と強調。「秘密保護法廃止をめざす藤沢の会」の斎藤隆夫さん(78)=神奈川県藤沢市=は「集団的自衛権の行使が具体化してくる。地域でも秘密保護法の問題点を訴え続けたい」と話した。
http://goo.gl/bdb6qy

 とあり、海渡雄一氏とは、福島瑞穂氏の事実婚の相手で、いわゆる「従軍慰安婦」を世界に広めた主要人物。そのパートナーである福島瑞穂氏も「ダンス」に興じていたのは、社民党の前党首。

 昨日の拙稿「だから左翼は嫌われる」を裏打ちするかのように、政権攻撃の材料に石堂順子氏を利用したのではないかとは穿ちすぎでしょうか。

 しかし、新潮の取材に田中稔氏は

「会見の内容は戦略的に練られたものだった(以下略)」

 とコメントしており、ならば、石堂順子氏が会見で述べた「原発反対」「原爆投下」なども「戦略的」であったことになり、つまりは政治活動を展開したという告白です。

 どんな瞬間も政治活動にする利用する社民党。他方で実母をひっぱりだし、他方で官邸前でダンスを踊る。はやく消滅して欲しいと心より願います。

 なお、石堂順子氏と田中稔氏は12〜13年前からの知り合いで、脱原発に傾いたのは東日本大震災以来の持論(文春)ということですから、お花畑系の脱原発活動家にありがちな「知らなかった」を声高に叫び、いまも原子力ついてろくに知らない人物なのでしょう。

 社民党ばりに機会を活用するなら、私は四半世紀以上前から「脱原発派」。ただし、ソフトランディングを目指すもので「原発の葬式代(廃炉費用)は原発で稼げ」と。

 閑話休題。石堂順子氏が、まるで敵対勢力からの圧力であるかのように語っていたのが、会見そのものの中止要請で、質疑応答のなかで「兄」とあり、これを「親戚」と紹介しましたが、訂正します。この「兄」とは「文春」によれば、後藤健二氏の兄、つまり石堂順子氏の長男で、正しくは「息子」、あるいは「健二の兄」です。

 テロリストからの要求があるたびに、石堂順子氏は取材を受け、そこに紹介される石堂順子氏のパートナーは形式上「義父」と呼べなくもありませんが、正確には「実母のパートナー」に過ぎず、同じく「文春」では「実父」が会見を止めていたことが明らかになっています。

 さらにこれもプライベートなことながら、両誌の取材で分かれていたのが、石堂順子氏の婚姻歴で、「週刊文春」は現在のパートナーがちらっと登場するだけですが、「週刊新潮」では今のパートナーは「3人目」となり、経歴にトラブルを匂わせます。

 わざわざ取り上げたのは後藤健二氏の来歴でも両誌が分かれるからです。「文春」は「現在の奥さんとは」という書き出し「奥さんの籍に入っている」と紹介したのに対して、「新潮」は元NHKプロデューサー永田浩三氏が「三人目の奥さん」と証言します。この永田浩三氏については、昨年のエントリー「永田浩三の正体に見つける反日プロパガンダと朝日新聞」で紹介しております。

 どちらにせよ、現在の奥さんとの間に2人の子供がいて、一度目の妻との間には中三の娘がいる(文春)とのこと。

 知り合いの子育て中にノンポリ主婦に尋ねた、本事件の率直な感想は

「まず、自分の子供のことを考えなきゃ」

 そこで男としての「義侠心」を説こうと構えるも、我が子の幸せに目をつぶるほどの「義」が見つからず言葉に詰まりまったことを思い出した記事でした。

 「週刊文春」「週刊新潮」ともに、全国、書店・コンビニで絶賛発売中。本稿では取り上げなかった情報満載です。

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