「俺は民主党!」の会社員に見る痛みを伴わない「構造改革0.2」

 本稿、こぼればなし。

原稿に記したように「役員報酬」というのは、簡単に変えられる
ものではありません。中小企業の場合、実際には臨時株主総会を開
いて明日から給料を変えることもできますが、これをやると

「税務逃れ」

などの余計なリスクも孕み、こちらのほうが結果的に痛い思いを
しかねないからです。しかし、本稿に登場する企業の決算は5月末。

6月末の社員の賞与にあわせて役員報酬を減額することは充分に
可能でした(支給はずれるので賞与支給時点での減額はできませんが)。
それにだいいち、この数年間「業績悪化」は、社是のように繰り返
されており、株式公開企業なら総会屋がスキップしてやってくるよう
な状態だったのです。もちろん「経営責任」を問うためにね。

痛みを経験しなければ、本当の人の痛みは分からないといいます。
これは経営にも通じ、公務員改革や霞ヶ関改革の前に、

「国会議員改革」

を持ち出せない政党に、真の改革など妄言や「ツイート」の類と
信用してはいけません。

■「俺は民主党!」の会社員に見る痛みを伴わない「構造改革0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/080/index.html

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