九州電力による「やらせメール」を大騒ぎしていますが、ことの
本質はそこにはありません。あれは叩きやすいところを叩くメディア
の悪弊で、組織的関与といいますが、営利団体が自社に有利となるよ
うに活動すること・・・いや、逆にしなかったとしたら株主はなんと
いうでしょうか。
そして「やらせ」ではありません。主催者は「国」です。
自作自演の「やらせ」ではないということです。
また、意見を精査したところ、九州電力の組織的関与が何票あった
といいますが、ならば「原発反対」のほうもチェックしてみるべき
でしょう。
本稿にも書きましたが、ネット世論は一方に偏りやすく、あるいは
「プロ市民」
的な活動で圧力をかけやすい世界で、メールで意見募集をするなら
最低でも「同一IPからのメールをどうするか」といった整備が
必要なのです。
九州電力の振る舞いを是とするものではありませんが、国のチェック
体制の不備は、このご時世問われなければならず、ついでに声を大に
して述べるなら
「Web業界がこれを指摘しないのは社会的責任の不履行」
です。
■マイコミジャーナル
クズが支えるトレカの世界。リアルと乖離する「ネットリサーチ0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/121/