スノーボードのオリンピック日本代表 国母和宏選手の
「服装問題」で面白いなぁと思ったのが擁護派の発言。
例えばタレントの中山秀征さんは自分の番組で、ロサンゼルス五輪
で思いのままにだらだらと入場する米国と、揃って行進する日本選手
の入場と獲得メダル数を比較しこう断定します。
「揃って入場してメダルが取れるのか?」
つづけて「結果」がすべてだろうという主旨の発言を。
論理のすり替えですが、面白いのが彼は貴乃花親方と「親友」と
広言し、かつ独占インタビューまで行っています。
結果が全て・・・なるほど。で、朝青龍は? と茶の間で呟きます。
そしてこれは「ネット」で多く見たのですが、やはり結果がという
論と、本人の自由や表現の自由をもちだすのですが、これも面白いの
が「表現とは何か」「自由とは何だ」という議論ではなく
「だから日本人は」
という「ぼわ」っとした空気を理由に文句をいいます。
実に「日本人らしい」ので微苦笑がもれます。
そしてこんなのもありました。
「巷の学生はあんな格好。学生が良くて国母がダメというのはおかしい」
・・・本来は学生もダメ。前提の崩れを放置するから議論が崩れる。
という本論はさておき、五輪への派遣は税金が使われておりその
国家代表選手が・・・と、ここまで書いて反省。
あぁそうだ。もうすぐ「学生(高校生まで)」には税金が投入さ
れるので国母和宏選手と同じ立場になるんで、この「主張」は正し
いのですね。
と「崩れた前提」での着崩しの結論です。