統一地方選挙の延長戦というかエクストララウンドの足立区は現在、選挙戦の真っ只中。足立区長選挙と、足立区議会議員選挙活動が行われています。
“消去法的自民党支持者”。
こう掲げてから10年が過ぎましたが、当初は「忸怩」たる思いでした。プロ野球やJリーグのノリで、明確な支持を打ち出す方が男らしいと考えていたからです。
しかし、いま思います。多様な意見が担保される社会の健全性を信じるなら、
「全面支持」
こそ、おぞましいのではないかと。全体主義に染まっているということです。
日本共産党や社民党、幸福の科学は脇に置いても、熱心な民主党支持者や、なにより
「生活の党と山本太郎となかまたち」
に比べれば健全な政治への態度と考えます。
是々非々の中で、是の多い党を支持する。あるいは是の多い党へは、非の部分へ苦言を呈し、代替案を建言するなどなど。
もちろん、私ごときの意見が、そのまま自民党に届くというほど不遜でもなければ、幼くも誇大妄想でもありませんが、徒歩圏に住む「地方議会議員」に意見を述べるぐらいのことならできますし、その議員が国会議員と意見交換する機会も、それなりにあるのも自民党が「しぶとい」理由でもあります。
末端と中央の接点が多いのです。政治的に民意を汲み取る仕組みというより、いざ選挙のときの「互助」という面が強いとは言え、それでも「風通し」へとつながります。
この点、民主党は論外。
枠組みを左派が仕切ったことからか、党中央からのトップダウンになっており、大袈裟に言えば中国共産党と同じ構造で、地域に根ざし頑張っている地方議員がいても、上役・・・足立区なら都議会議員や、国会議員、党中央の差配で現場は右往左往します。
今回も出馬しているので、武士の情けで名前は挙げませんが、落下傘ながら足立区に根を張ろうと十数年も努力していた民主党の「前区議」は、自分が根を張った地域に、都議の息のかかった候補者がやってきて、共倒れしたのは4年前です。
地元では、この前区議の人柄と努力を知り、応援するものがすくなからずいたのですが、民主党においては、政権交代後の「惨事」ともいえる国政の悪夢もあり、追い打ちをかける党本部の理不尽な決定に、
「あんたは応援するが、民主党から出馬する限り認めん」
と袂を分かつ人もいました。
さらに、足立区の過半を占める「東京13区」は「平山たいろう」という、政治家としては無能過ぎる人物が擁立され当選し、何も仕事をしないどころかスキャンダルを置き土産にしていたことも理由です。その平山たいろう氏を抜擢したのは山本太郎氏の「なかま」の小沢一郎氏と言われています。
ちなみに昨年末の衆議院選挙で、自ら区議を辞職せず、立候補による「自動失職」を選んだことで、年末のボーナスを満額ゲットして身重の体で出馬した「長谷川たかこ」氏も、今回の区議選挙にちゃっかり出馬しており、あの「蓮舫」ら、民主党の大物(笑)が応援演説にはいっていたようです。
長谷川たかこ氏の無謀な国政挑戦を、口の悪い連中は「産休」と揶揄していましたが、それは個々人の問題ながら、昨年書いたブログを読み返し、
「長谷川たかこ支持者」
のイラッとしたツッコミを思い出したので、そのブログのアドレスも記しておきます。
■長谷川たかこを考える3〜プライベートは野暮か必須か〜
http://goo.gl/jA3BTR
周辺市区町村も含め、地場の取材をしていると、以外と強いと感じたのは「みんなの党」でした。
地場企業の二代目や、政治関係者の親族が多く、自民党に属していながらも、党の支援をそれほど必要がない盤石の後援会を持っている人物らをリクルートしており、「みんなの党」を「自民党 渡辺喜美派」と揶揄していた理由のひとつです。本人は元民主党ですが、柿沢未途氏のような、そこはかとなく軽い、苦労知らずだからか思慮浅く見える人物たちが、あの党の特徴でした。
よく考えれば「創業者」もそうでしたね。類は友を呼ぶのです。
足立区の選挙が「統一地方選挙」の時期からずれているのは「政権交代」の流れと無縁ではありません。
1999年、当時の革新系区長を議会が不信任し、辞職せずに議会解散を仕掛け、選挙で惨敗し、辞職へと追い込まれたからです。まだ、政権交代の悪夢を知らない頃の話しです。
その当時の区長を日本共産党の「マペット人形」と思っていたら、かつて週刊新潮に
「代々木ロボット」
と命名されていたのが、吉田万三氏。
ことあるごとに日本共産党の本部がある代々木へ、「お伺い」のためのファックスを送っていたことが、民主党への「誤送信」で判明したという噂が、ネット上に残されていました。
共産党やそのシンパは、当時の日本共産党足立区議団を「与党」とし、自民、民主、公明、その他を「野党」とし、野党の抵抗により議会が停止したとする歴史をネット上に記していますが、少数与党が多数派の野党に配慮するという、議会運営をしなかったことが理由で、要するに中国共産党と同じく、総書記というトップ(いまは習近平)が下した決断にすべて従うという、政治形態を足立区で実現しようとして挫折したのは、民主国家として当然の話です。
いま、この日本共産党の支援を受けて出馬した「斉藤まりこ」氏にそのおぞましさを見つけます。
足立区は「保守」と、左翼の連中がネットを荒らしていますし、土建屋の多さから完全否定はしませんが、同時に思想的にはともかく左翼勢力が強い地域であることを、連中は語りません。
自らを弱者に置くことで「正義」の側に立ちたいからでしょうが、すべては「貧困ビジネス」とも言える彼らの手口があり、それは創価・・・公明党も同じです。
四半世紀以上前で、いまや無くなっているので告白しますが、就職が迫る3月、自動車教習所の「教習予約」がとれずに困っていると、どこからかの「ツテ」を辿り、ある共産党区議「先生」の口利きで、いつでもフリーパスで予約がとれるようになりました。
また、いまどきは怪しい話し・・・としておきますが、
「足立区で子育てするなら区議の知り合いが必要」
とは都市伝説のように語り継がれています。
実際の区議から聞いた話によれば、「その手」の議員は、票につながる福祉系の「ネタ」に敏感で、いち早く有権者に「情報」を廻し、申込開始日前後になると声をかけ、有利に運ぶためのアドバイスをし、ときには窓口まで寄り添い、旨く認められれば「手柄」として喧伝するとのことでした。
区議は、認可や申し込み系のもの「採用基準」を熟知しているので、書き方ひとつで有利不利がでることを知っており、また窓口に寄り添うのも、「足立区役所本庁舎」は、区議会と同じ敷地内にあるので造作のないことなのです。
また、これは心情的なものになりますが、区議が同席して提出された「書類」を、足立区役所職員が後回しにすることはなく、その結果、紛失する可能性も限りなくゼロになります。紛失が多いわけではありませんが、リスクがゼロになるということです。
ただし、だからとゴリ押しが通れば、それは法に触れます。話を聞いた区議も「いまどきはない」と断言しています。いま話題の「待機児童」にしても、足立区は「ポイント制」で審査しており、よりイメージしやすい表現をするなら
「不幸指数」
とも呼べる評価があり、片親、貧乏、家族の病歴、無職などなどでポイント加算され、保育園に入所しやすくなる仕組みです。
仮に区議の「口利き」で入所できたとして、「情報公開請求」でも出され白日の下に晒されれば、職員はもとより区議の身分も危うくなり、そんな危ない橋を渡る人間は、いまどきいません。
さて、保育園といえば「斉藤まりこ」氏は、今回の足立区長選挙には待機児童問題を掲げて出馬しています。
2年ほど前に、ベビーカーを押して区役所に乗り込み、保育所に空きがないことを「抗議」した、仕掛け人の1人と、ネット情報に見つけました。
この顛末をブログで紹介しましたが、当時は「ママの市民活動」という位置付けで見ていたので、あえて実名は記載しませんでした。なぜなら、ネット情報は記録され、その対象者である保育園児が、いずれ大人になったとき、自分のママの名前が検索結果に表示されること、それを同級生が見たときの、子供が置かれる立場へのためらいからです。子供は親を選べません。
ただ、その記事を書いた後に、関係者に取材したところ、日本共産党や市民活動家とべったりの活動だと知り後悔したものです。いずれ政治活動をするだろうと。
やはり一市民であっても声を上げた以上、その活動においては実名(同一人格と分かれば、ペンネームでもハンドルネームでも可)を表記しなければと、斉藤まりこ氏の出馬に思いを新たにしています。
で、保育園については何度も指摘していることですのでここで繰り返さず、リンクを貼っておきます。
■保育所に入れないと抗議するママ達は幸せという足立区の現実
http://goo.gl/UeSLl7
■保育園不足を社会問題にしようとしている連中
http://goo.gl/cwJKvy
私が見聞きした「抗議」の声は、大規模再開発による駅近の大型マンションの周辺に多く、他の地域からの「移住者」で、もちろん、彼らも「新足立区民」に変わりはありませんし、彼らが足立区で骨を埋めるつもりで保育所の乱造を賛成するなら、それもひとつの見識でしょうが、
「いずれは実家を相続して」
「老後は田舎の実家へ」
「売却して便利な都心へ」
と考えているのなら、それを「つまみ食い」といいます。
その点、もうひとりの候補 近藤弥生ちゃん・・・とは失礼、つい街角の感覚で「やよいちゃん」としましたが、近藤やよい氏は御尊父が地元選出の都議会議員の「The地元」。
新聞の取材に
「私は子供がいないが、だから足立区の子供をすべて我が子のように思える(発言要旨)」
と答えています。「我が子」がいない私も思いは同じです。以前にも指摘しましたが、「少子化」「子育て」を社会的な取り組みとするなら、子供のいない世帯、子供に恵まれない家庭、子供が嫌いな社会人の意見も聴取しなければ、本当の「問題」は見えてこないのではないでしょうか。
なぜなら、「当事者」の「我田引水」は、子育てにおいては「愛情」という美談にすり替えられてしまうからです。
話を戻します。もちろん、地元出身にも功罪があり、現住所的に地元にあたる「舎人」から出馬している区議候補者は、
「本当の舎人出身は○○だけ」
と街宣カーで触れ回っていますが、彼をスポーツタイプの車椅子で、見かけたときは「疾風」の如く駆け抜け、ぼそぼそっとした挨拶の声に振り返ったときは、その姿が見えない程度の、地元密着ぶりです。
彼には奇異なる才能があり、直接接した人間がみな彼を嫌いになるのです。ある民主党支持者の40代会社経営者は、北千住の飲食店で
「せめぇんだよ、この店」
と店員に毒づく彼を見たと言います。障害者に優しい店作りを進言していたのでしょう。
ある60代後半の主婦は
「なんで俺が来るのに、こんなに人が少ないんだよ」
と後援者を恫喝していたと言います。障害者の社会参加をアピールする目的があったのかもしれません。
さすがに「地元」ですから、選挙が近づいたときは見かけますが、普段の生活している彼を見たことがありません。
地元の祭りなどでも、彼が地元の顔役や若い衆と、にこやかに挨拶しているのを見たことがなく、「腫れ物」に触るように周囲から人が逃げていくシーンは何度も見ています。
一般論として「シルバー民主主義」と、人口構成比から高齢者ばかりの意見が採用されることを批判的に取り上げる有識者は少なくありませんが、一方で「若者」「(若い)女性」「障害者」は、出馬するだけで一定数が無条件に票が集まることを語る人はいないので指摘しておきます。
区長選挙に戻します。
斉藤真理子氏の政治活動ポスターは、都知事選挙にも出馬した人権派弁護士「宇都宮けんじ(※メルマガ版で名前が間違えておりました。お詫びして訂正します。ゴメンナサイ。宇都宮の苗字に、うっかり好きなミュージシャン名の平仮名を添えてしまいました)」氏とのツーショットで、斉藤真理子氏がメモをしながら、宇都宮氏のレクチャーを受ける構図になっていました。
政治に立候補するなら「勉強」してからにしてほしいものです。議論ばかりで実績の伴わない政治塾にも困ったものですが、ましてや「首長」です。
それとも「代々木のロボット」の再来でしょうか。宇都宮氏の政治活動の事務所は文京区本郷にあるので、
「本郷のロボット」
を目指すのでしょうか。
しかし、そもそも
「宇都宮けんじに政治活動経験は無い」
のです。選挙経験はありますが、みな落選しています。日弁連の会長になったことはありますが、弁護士会とは自営業者の寄り合いのようなもので、組織運営の経験に疑問符が付きます。
斉藤まりこ氏は主婦という触れ込みで、ならば割れ鍋に綴じ蓋という慣用句も思い浮かびますが、区政を委ねるに不安しか感じません。
また、新聞の取材に
「足立区が積み上げている基金の一部を取り崩す」
と吉田万三の影を見つけます。
吉田氏は足立区の財政をガタガタにした人物で、近藤やよい氏はこれまた地元舎人から出馬する足立区議 「ばば信男」氏の出陣式に駆けつけこうアピールしていました。
「ようやく建て直した財政。これを推し進めなければなりません」
と、ここまで取り上げた理由は、足立区長選挙ではありませんとは、肩すかしですいません。ネットは再び左翼の活動拠点になりつつあるという指摘のためです。
「斉藤まりこ」
「吉田万三 財政」
などで検索してみてください。斉藤氏を支持する「勝手連」のサイトがずらずらと並びます。そこには「脱原発」「護憲」「安保反対」を見つけるのは容易で、「山本太郎」の文字も見つけます。
また、「吉田万三」については、彼の治世ではネットはいまほど普及しておらず、当時の惨状の記録が少なく、一方で、その後、足立区長選挙への再チャレンジや、都知事選挙への挑戦毎に、共産支持者や共産党地方議会議員などによる「物語」が追加され続けています。
こうして「正史」はつくられるという見本で、「中国共産党」の手口に酷似しているのは愉快ですが、「ネトウヨ」「ヘイトスピーチ」と騒ぎ立てる一方で、着々と情報発信を重ね、歴史を描き続ける彼らの恐ろしさを、たかが地方選挙ながらまざまざと見せつけられています。
さて、返信されておられたのですね。
貴殿のブログにアクセスしようとすると、アクセス禁止が表示されておりましたので気がつきませんでした(笑
更に、別ルートを使ってコメントしようとすると、書き込みも出来なくなっておりましたので、ご返信がおそくなりましたね、いやはやすみませんね(笑
それはさておき、返信のご内容についての意見ですが、貴殿返信の冒頭を見ていると呆れかえるばかりです。”洒落”? これでは数年前に滋賀県で起きた中学生による虐めが原因と思われる自殺の時の加害者側・中学校側の論理展開と同じではないでしょうか? 顔面腹部を殴打もしくは自殺ごっこを、”あれは洒落だった。”と証言したことと。貴殿は一応、有識者としてコメントされており、一言も”洒落”などと書いても居らず、よって読者側からは”冗談”もしくは”洒落”だったとは読めません。あまりに苦しい言い訳です。
さて次に、該当事例のネットニュースですが、これは停止発表美のみの内容です。
今回のダンバー数推測では、4月13日→16日のデーターを使わなければ意味がございません。何を勘違いされておられるのでしょう? そして、マーケテイング分析のプロを自称されるのなら、このような無料サービスの内容より、複数の有料サービスのデーターを使いませんか?ポジティブ・ネガティブ・イコールも判りますよ。 それと、私が書いた推測数の産出方法は、大手流通小売業(有料)からのデーターや、イエール、ロンドンビジネス、ケイオー、ワセダ、ニホンなどの学究機関で学問化されている方式から産出しています。貴殿の言葉を借りるなら、これこそ”甘えるな”ですね、ご自分でどうぞ。プロでしょう。
また、推測の一つとなるサントリーの発表の内容ですが、嘘などをつくメリットが無い状態(嘘の場合、上位監視団体である公取になんて言うのですかね?)ですので、貴殿の色眼鏡そのものが色付きすぎておりますね。
最後に、”売り過ぎちゃったのじゃない、現場が。”というのも少々・・・(苦笑
需要と供給の関係から言えば、需要側の在庫が潤った時点で、流通側からメーカーへの発注は止まります。貴殿が書いていたように、流通小売り業側が損を承知で過剰在庫を抱えることはないですね、食品の場合、流通側の買い取りですから。(出荷前であれば、メーカー側の廃棄です。) 貴殿論での現実的な解釈をすると、サントリーの営業本部が供給企画本部側の計画数字に対して、発売前から倍の受注数字を出していた、それを誰も気がつかなかった。と言うことになりますので、とても変ですね。
私の論説の件ですが、例え詳しくとも論説を書くのなら、専門当事者に”ウラ”を取るのは当然ではないのですか? ”ウラ”を取らずに狭い、もしくは現状とずれた説を展開するほど恥ずかしいものはないですね。昨年の朝日新聞社もその点を世間から非難されておりましたね。稚拙な思い込みは、風評被害や間違いの元ですから。
さて、何か論旨の取り違えはございましたか?
追記ですが、”特別な価格設定の商品は数量限定にするのがセオリー”と書かれておりますが、それは貴殿が書かれていたような新製品販売時ではセオリーではないですよ。これも複数の大手流通小売業関係者に聞いてみました。しっかりと教えて頂けましたね。
特売を見込む商談では、一概には言えませんが、認知向上と販路拡大効果を狙いに入れるのは当たり前ですね、何を勘違いされているのでしょう? 貴殿のそもそもの指摘内容と状況が違うでしょ? チラシを制作したスーパーでは、特売商談は終了していた、特売原資は何らかで確保はしていた、発売してみると、かなり売れた、よって、新製品でも発売制限をかけて集客目的扱いの目玉商品に変えた、それをチラシにした。在庫はありますし、商談通りも拡売目的の特売をしなければ、違約金返還もあり得ますから。
なんら不思議でもありません。
では、ごきげんよう。
そうそう、私の商売は、貴殿とほぼ同業ですよ。
ですが、この程度で他人を馬鹿呼ばわりすることはないですねぇ。