いよいよ今日、鳩ヶ谷市がなくなります。
特別な思い入れはないのですが、かつて取引が何社かアリ
我が町、足立区と隣接していることもあり、少しだけ気になり
鳩ヶ谷市役所へ。
他県民の分際で僭越に述べれば、立派な庁舎。編入を受け入れる
・・・異論があるでしょうが、わたしにはそう見えます・・・側の
川口市と一般会計でだいたい10分の1しかないのに立派な庁舎です。
また、この川口市の庁舎が・・・よくいえば歴史を感じさせる
たたずまいで、役所が金を使うことを嫌う知人の川口市民までもが
建て直せというぐらいの趣です。それに比べれば立派すぎる程の
建物。
すでに看板は「川口市役所鳩ヶ谷庁舎」と掛け替えられていました。
そして1階には荷物が溢れ、引越業者が右往左往と忙しく、さすがに
職員も多くが出社している(登庁ですか)と感心すると、脇にいた妻が
言い放ちます。
「休日手当でるんでしょ。代休も」
なるほど。玄関口でタバコを吸ってサボっている職員に頷きます。
なんでもこの庁舎の7階には食堂があり、鳩ヶ谷市を一望できる
そうですが、誰が見たいだろうなどと足立区民に述べる資格は
ないでしょう。我が町足立区にも同じく、展望レストランがあるの
ですから。
しかし、その料金に驚きます。
ランチ450円。カレーライス300円。
・・・区民サービスでしょうか? 民業圧迫でしょうか?
それとも税金の無駄遣いでしょうか。もはやなくなる鳩ヶ谷市を
責めはしません。
これまた妻が発見。
「駐車場、へんじゃない?」
そう、前駐車場の半分弱、大雑把にみて4:6で4が「公用車」で
6が「一般」です。
彩の国スタジアム線(埼玉高速鉄道)が開通するまでは確かに
陸の孤島(足立区も同じく)と呼ばれていましたが、開通後は
駅至便となりましたし、以前から市民はバスを活用しており
ました。
仮に「公用車」の一部が、職員用駐車場だとしても、職員のための
職場なのか、市民のための役所かの意識がここから読み取れる気がして
なりません。
そして、鳩ヶ谷市の幕が下りていきます。