無事に卒業できたのなら微力でも先生の力

近所の小学校の卒業式に「来賓」として招待されました。
ボランティアとしてホームページ作りを手伝っていることによる
ものだと思うのですが、

「あぁそんな年齢になったんだ」

と感慨深いものがあります。

とはいっても、今年度は一度も更新しておりません。

正しくはできないかったのです。

学級便りや運動会などの行事がある毎に「メール」で送ってもら
えれば、こちらで組み上げ、学校に出向きアップロード(公開)す
るという流れで手伝いはじめたのですが、待てど暮らせど送られて
きません。

こちらから催促の電話をかけても来ないので、こちらからメモリー
スティック持参で出向いてようやく資料を頂ける状態でした。

徒歩2分というところなので伺うのはやぶさかではないのですが、

「訪問してから受け取るまで最短で30分、最長2時間」

待たされます。
担当の先生が準備されていなかったり、不在だったり、課外活動
を手伝っていたりなどなど。

事前に訪問時間を伝えていてもまったく変わりません。

そうこうしているうちに本業も執筆活動も忙しくなり、次第に
足が遠くなっていき、今年度の更新がまるまる疎かになっていたら
御連絡を頂き、また手伝うことに。

先生方の本業はホームページを作ることではありません。

だから学校の先生にホームページ管理をさせようという足立区の
教育委員会が間違っているとは思います。

教育委員会の間違いは

「ホームページは誰でも作れる」

という錯覚です。
正しくは

「ホームページ作りに向いている性格の素人は作れるようになる」

のです。猫も杓子も作れるワケじゃありません。

今年度から担当となった先生も焦っているのでしょう。
メールが届きました。

「春休みになったら色々と動けるのでお願いしたいのですが」

・・・あなた方にとっては春休みでしょうが、多くの民間企業は

「年度替わりの繁忙期」

なのです。
指摘すると不明を恥じてらしたのですが、大半の学校の先生は
6才の小学校入学以来

「学校運営のサイクル」

でしか生きてきていないので仕方がありません。

私にとって「日教組」は終生の敵ですが、一般的な先生方には
最近、同情すら覚えております。

狭い世界の中で生きており、且つ、要求されるのが

「グローバルスタンダード」

だったりするからです。

私のように自由な空気の中でしか生きられない種族なら、すぐ
に窒息するような環境で、それでも多くの先生が児童に愛情を持っ
て接していることに感謝すら覚えるのです。

ただ、ひとつだけ求めるなら

「先生は学校の中のエキスパートだが、
外の世界は全く違うルールが同時に幾つも存在している」 

ということを自覚しておいて欲しいなぁということです。

「おいおい、それ民間じゃ通じないぜ」

私が「ボランティア」で伺った際によく見る光景で、そんな
ところをみてフラストレーションを溜めたくなかったことも足を
遠ざけた一因でもあります。

それでも同情を覚えるもう一つの理由は

「上手くいって当たり前」

ということもあります。
無事に卒業できたのなら微力でも先生の力があったのです。
最後ぐらい誉めてあげても良いのではないかと。

昭和の頃はどんな先生でも一応の感謝と、尊敬は捧げたもので
はないでしょうか。

・・・もちろん、日教組系の私を軟禁した教師に対しても

「0.5ピコリットル」

ぐらいの感謝を。
いまでは彼らのお陰で「ネタ」が豊富にありますし、何より

「日教組」

という敵の存在が明らかになったことに感謝しております。

「サプライズ卒業式」

が一番の思い出という「学校生活」ってなんざんしょ。

こういう偽善と商業主義のちゃんぷるーを報道するから、
また、

「よいPR企画だ」

と銭ゲバが集まり、少子化の荒波にもまれる学校も尻馬に
のり

「コンサート付きの卒業式」

という恒例行事の誕生です。

私には

「荒れる成人式」

と同種に見えて仕方がありません。

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