今なら殺ってもばれない

次作のタイトルが確定しました。

「Web2.0が殺すもの」

・・・前作は「楽天」でしたが、今度の相手は「グーグル」。

まるで往年の週間少年ジャンプのストーリー展開です。
本を出すたびに相手がでかくなっている気がします。

と、いっても実はグーグル単体を腐すのではなく、日経新聞まで
巻き込んで

「このビッグウェーブを企んでいる連中」

が、真のターゲットです。
詳しくはおいおいメルマガの中で紹介していきます。
そのグーグルで「Web2.0が殺すもの」と検索すると

、イトーヨー
カドーセブンイレブンネット本屋と、親会社が携帯電話屋さんまで
始めちゃったよヤフー書店で予約を受けつけているようです。

前作の「楽天」株価が年初来安値を目指す勢いですが、昨日の
週刊新潮の記事が飛ばしていましたね。

「三木谷社長周辺に張り巡らされる捜査網」

記事自体は憶測とうわさ話の域をでていないのですが、古い社員
が大量退職していること、警察官僚OBの天下り受け皿となってい
るとあわせて

「え? そうなの」

と思わせるのに充分でした。
まぁ、「あるんじゃん」と思っても不思議ではありませんからね。

しかし、本当に「あった」時、技術力を持っているライブドアと
の違いが鮮明に表れるのではないでしょうか。

週刊新潮に対して「法的措置も」と楽天はコメントしていますの
で楽しみにしております。

「事実無根」

なら無根の証拠を示す必要がありますからね。
この際、仮に「グレーゾーン」だった場合、検察が「カチン」と
くるとすぐに動きますので。

堀江さんの逮捕も記者会見を受けてからでしたでしょ。

それにWeb2.0を煽っている人たちは、楽天などのプレイヤーを
どうやら退場させたいように画策しているのにも注目です。

さて、今日は防災の日。
我が家の上空は朝も早くからヘリコプターが飛び回っています。

・・・うるさい。

しかし、仕方がありません。近所の舎人公園で大々的な演習を
しているのです。

陸上自衛隊までひっぱりだして、公園中にテントを張り、幹線道
路の尾久橋通りを閉鎖しての大騒ぎです。

本日は防災の日。

昨日も荒川(放水路、いわゆる荒川は人工の川で、もともと荒川
は今の隅田川のこと。ちなみに時代劇にでてくる大川も隅田川)に
臨時の橋を作る演習を自衛隊がやっておりました。

えぇ「下層社会 足立区」ではございますが、いざ大災害が起こ
ったとき高層化された都市部から「避難民」がでたときの受け皿に
なります。

まぁ自慢じゃござんせんが、平地で公園と空き地が沢山あり、
多くの川が流れているので、取りあえずの生存条件が揃っているの
です。

そして高速道路が破壊されていた場合、東京以北より届けられる
「救援物資」は、日光街道(国道4号線)を通過してくることでし
ょう。

その時、「下層社会」ですから、救援物資は野蛮で下品な足立区
民が盗賊として全て奪ってしまいますので、都心の方は今から
足立区民のご機嫌をうかがっといてくださいね。

冗談ですよ。念のため。
しかし、液状化現象を起こすほどの震災になった際、家屋の倒壊
は足立区でも起こるでしょうが、高層建築が少ないので被害も軽い
のでは? というのもアイラブ足立区の理由だったりします。

同じ足立区でも「災害予想ランク1位」の千住中居町は勘弁ですが。
中井町は宿場町(千住は下町ではありません。下町というと千住
の民が怒りだします)の風情を残す親しみやすい街ですし、駅も近く
買い物も便利ですが、いざ災害が起こると危険なのです。

一方、私の近所は駅までもの凄く遠い不便な地域ですが、地震が
来ても逃げ場も水場も沢山あります。
何事にも一長一短があるものです。

インターネットの発達で「ニュースはネットで」という人がかな
り増えてきています。
中にはテレビもラジオも新聞もいらないという人もいます。

先日の「東京大停電」ではありませんが、ネットは電気を止める
だけで簡単に「死ぬ」メディアです。

大地震の際、被災者にとってはもっとも役立たないメディアと
いえるでしょう。

「え? 携帯があるジャン」

これも「基地局」が壊れればアウトです。

本日、東京大地震がおきました。
社会インフラはガタガタです。
永田町は見事に粉砕されてしまいました。

地盤が固い大宮(現さいたま市)に急遽、緊急対策本部が設置さ
れ被害状況の確認が行われます。

足立区から江戸川区にかけての荒川土手は、被災者のテントで
埋め尽くされました。

不幸は重なるものです。

地震の前日、近隣の県で「むしゃくしゃした」を理由に「親殺し」
が発生していました。

高校1年生の少年Aは一学期のはじめに風邪をひいて数日休み、
それ以来、学校で話題に入れなくなりました。
1ランク学力の高い高校に入学したため、成績も振るいません。

一学期の通知表を見た両親に叱責され勉強することを強要され、
友達もいないのでツマラナイ夏休みを過ごした彼は2学期の始業式
に腹痛を起こして学校を早退します。

その日以来少年は学校を休みます。
両親は学校へ行けと当たり前のことを言います。
3人兄弟の長男として恥ずかしいと。

下には中学1年生の妹と小学校5年生の弟。
ともに成績優秀な「自慢の子供」でした。

学校を休み始めて1週間。

長男の最初の「獲物」は、小学校帰りの弟です。
弟が高学年になった頃から母親はパートにでており、帰宅は5時
過ぎで道草を食わずに帰宅する弟は毎日タッチの差で一番最初でし
た。

「ただいま」

小学生男子特有の高い声が2階建て住宅の玄関に響きます。

家に帰ると手を洗うことを習慣づけている弟は、ランドセルを置
いた後、洗面所に向かいます。

手を洗う弟が最後見た光景は洗面台に映る兄が振り下ろす
出刃包丁でした。

次に部活が中止になったという妹が帰宅しました。
いつもなら夜の7時頃までブラスバンド部の活動で、遅くなるの
にこの日は顧問の先生が出張で中止となっていたのです。

妹が自室にこもったのを確認すると兄は妹の部屋をノックします。

「ノダメの2刊、貸してくれない?」

今流行している音楽コミックのファンで全館揃っています。

「いいよ」

と、振り向いた瞬間に後ろからクビを絞めます。
弟を手に掛けた際浴びた返り血の「反省」から絞殺を選びました。

階下から母親の「ただいま」の声がします。

動かなくなった妹を確認して、自室からカッターナイフを探して
階段をおり、買い物してきたものを冷蔵庫にしまう母親の後ろに
音もなく立ちます。

頸動脈を数度。

クビを絞めるのは疲れる。

おおよそ30分の間に3人を殺めるというのはそういうことかも
しれません。

父親の最後の瞬間は玄関でした。

そして返り血をシャワーで流したのに、殺人鬼は荷物をまとめ、
父親と母親の財布から金を抜き取り家を出ました。

自室に「ムシャクシャして家族を殺しました。僕も死にます」と
書き置きを残して。

殺人鬼に死ぬ気なんてありません。
しかし、「自殺を考えていた」ことが、良心の呵責に当たると
人権派弁護士が訴え、死刑を回避したと何かのニュースで見ていた
のです。

どうせツマラナイのだから、刑務所に入ってもイイや。
でも死にたくはないけど。

事件はすぐに発覚しました。
その夜訊ねた新聞集金人が半開きになっていた玄関から惨劇を
見つけたのです。

報道ステーションはヘリを飛ばして現地から中継します。
殺人鬼は漫画喫茶で事件が報道されていることを知ります。

「やっぱり」

やっぱりとは未成年である自分の名前も顔写真も特長も報道され
ていないことです。

そして翌日、遊ぶために都心を目指した電車の中で「震災」に出
会います。

地震だと気づくのに時間がかるほどパニックになり、破れた電車
の窓から這い出しました。

混乱の中、それでも人は生きていこうとします、それなりの共同
体が生まれていきます。

しかし、殺人鬼には知らない街です。
金があっても食料が手に入りません。

腹が減ります。イライラが募ります。

「家族殺し」をせずに自宅にいれば、こんな思いはしなかった。
つまり、「俺にコロシをさせた家族」へと恨みは向かいます。

空腹の少年の目に「支え合う被災者家族」が映りました。
なぜか末の弟の変わり果てた骸が思い出されます。

家族の手には「サトウのゴハン」が。

衝動的に少年の殺人鬼のスイッチが入ります。

こうして震災から10日。被害者は30名を軽く上まりました。
一日3食です。

「震災連続殺人鬼」

は、目撃者の証言から震災前夜の「家族殺し少年」だと分かりま
した。

平時の街でこういう「イレギュラー」な存在は、目に付きますが
震災の混乱期です。

テレビとラジオは一部で復旧し、どちらも非常用電源で受信する
ことができることから、このニュースは被災者も知るところとなり
ました。

もちろん、当事者ですから他人事ではありません。

しかし、「殺人鬼は少年」です。

顔写真も名前も身体的特徴も報道できません。

更に悲劇は「連鎖」します。

「今なら殺ってもばれない」

首都東京は北斗の拳の舞台のような無法地帯と化したのです。
救世主のいない。

・・・はい、空想ですし妄想です。

ただ、二十歳のお嬢さんが殺された事件の犯人を思い出してくだ
さい。

19歳の容疑者の発表されている「特長」はバイクだけです。

今、ネットでは未成年でも「犯人」の顔が出回ることが少なくあ
りません。現行法律下での善悪はともかく、非常事態に被害者に
ネット情報が届くとはちょっと考えられません。

やはり非常事態には、ラジオでありテレビであり、

「手配り」

の新聞だったりします。

その時、「少年法」の壁により悲劇が連鎖してしまう。

ぶるる。恐ろしい話しです。

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