自転車の後輪交換。自分でやってもチューブとあわせて60分未満(追記あり)

自転車(ママチャリ)のタイヤ交換、後輪編です。

自転車をひっくり返す

前輪と同じく、ひっくり返した方が作業が簡単。ただ、コンクリ床でやると、塗装がはげるので、ダンボールかなにかを敷くとよいでしょう。
ひっくり返すときのコツは、真横に寝かせて、接地箇所(ハンドルや荷台)を支点にテコの原理で。

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基本的には前輪と同じ。写真はプラスチックカバーがありますが、軸を固定するナットを外します。プラスチックカバーは、ニッパーで簡単にはずれます。素手ではかなり力が必要。
そして作業前には必ず「撮影」をしておきます。なぜかといえば、後輪は車輪の左右で装着されているギミックが異なるから。この自転車の場合、後輪左側にブレーキ装置があり、右側が変速ギア。ただし、写真は天地逆さにしており、左右も逆になっています。そこで写真通りに、ひっくり返した状態の左右で話をすすめます。

ぶっちゃけていえば、ついていたものを、ついていた通りに戻せば良いだけのことながら、ちょいちょい登場する「力仕事」で忘れること請け合い。

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写真左上にあるナットが、ブレーキワイヤー固定具で、これだけ外せば後輪は外れます。ワイヤーの終端を外してしまうと、ワイヤーが「よれ」てしまい使い物にならなくなることもあります。経験者は語るで、この組み立て作業完了後、ワイヤーを別途購入し装着するまで自転車に乗れませんでした(涙)。なお、外したナットは、軽くボルトに止め戻しておくと「紛失」のリスクを軽減します。

自転車に詳しい人は、専用工具・スパナの利用を薦めており、確かに便利なのでしょうが、モンキーレンチがあれば事足ります。むしろ、応用範囲が広いので、工具を持っておらず、今後も自転車を積極的に改造、修理しないというのならモンキーレンチ推しです。

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つづいて(ひっくり返した状態での)左側。ギアがありますが、やることは同じ。ただ、ギア装置を保護するためのバー(写真中央、逆U字の物体)や、ギア本体にも軸受けがあるので、右側より2点。多いので「順番」に注意してください。

右側:泥よけ、スタンド、軸受け(フレーム)
左側:泥よけ、保護バー、スタンド、ギア軸受け、軸受け(フレーム)
※ワッシャー(丸い円盤状の金属片)除く。

・・・実は、この写真は2ヶ月前。後の述べるトラブルで、先ほど、ふたたび分解してチューブを交換し、再組み立てしたところ。左側の順番が違っていましたので、後ほど、また組み直します。一度やれると、気軽に分解できるようになります。多少間違っても走って曲がって止まれば良い、テスト走行も問題なかったし・・・とは自己責任ですが、気がつきましたので直します。

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スタンドは完全に外さないと作業できません。というか、私もタイヤ交換にあたり、各種サイトにあたりましたが、どこも書いていなかったこと。いや見落としていただけかも知れませんが、後輪に装着されている部品は「固い」のです。

体重数十キロから、100キロぐらいまでを運搬する道具だと考えればガテンがいきます。剛性というか、素材がもつ張力があるからです。だから、外すのに力が必要。その時、軍手は必需品です。無理矢理力を入れると怪我をするかもしれません。都合3回、ばらして組み立てして、多分、この後、もう一回やることが決定した私の結論は、それぞれのパーツは「フレーム」から垂直方向へ引っ張る意識で力を入れると楽でしょう。

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後輪を取り外せば、前輪と同じくタイヤを外し、チューブを外し、リムゴムも交換して新しいチューブ、タイヤを装着して、ばらした手順の反対に組み上げて完成です。

そしてここから「経験」からの教訓です。

タイヤの着脱はマイナスドライバーが2本あればできます。チューブの説明書などには、専用工具の利用を推奨していますが、必ずしも必要ではありません。ただし、空気が入るバルブ付近に、ドライバーをねじ込むのは厳禁です。

まず、前輪だけ交換して数日、新品のはずの前輪の空気が抜けます。そこでバルブをふさぐゴム付きのピン、いわゆる「虫」をはめ直して問題ナシ。ちょっと止め方が甘かったようです。この経験もあり数日後、後輪を交換したらやっぱり空気が抜けます。先の経験から疑うのは虫ばかり。高機能な虫を試しても、やはり空気が抜けます。実はその度に、いわゆるパンク修理の要領で、チューブだけを抜き出してパンクがないかも検査していましたが漏れは無く、しかし、次第に空気の抜ける速度が速くなるので、本日、再度の交換を決心。

そしてばらして取り出したチューブに空気を入れると、バルブに対して90度の箇所からシューシューと空気が抜けます。思い当たることと言えば、最初の交換時、あまりにも適当にタイヤを嵌めたので、タイヤからチューブがはみでていました。これを直す際に、バルブ直下にマイナスドライバーを差し込んだことを思い出します。たぶん、当初は極めて小さな穴で、パンク修理の、それも雑な検査では見つからないぐらいの穴だったのでしょう。それが次第に大きく拡がり、10分ともたない状態に拡がってしまったのではないかと。

たぶん、説明書には書いてあるのでしょうが、なんでもろくにマニュアルを読まずに始めるのは、私がプログラマーとして社会人デビューした当時、ほぼ全てのマニュアルが「英語版」で、それを読まずにどうにかなった成功体験によるのでしょう。雑なだけかも知れませんが。

タイヤ(外側)は「C」のような形になっており、その開放部(開いている場所)に、釣り針でいう「返し」があり、これがリム(トムソーヤとかが棒で転がしそうなアレ)に引っかかる構造になっています。チューブはタイヤの内側に収まるイメージです。リムに巻き付いているとイメージしてしまい、これが「はみだし」の理由です。つまり、バルブ部のチューブは、リムに接着するのではなく、左右にタイヤの返しが挟み込まれている、イメージです。

だから、チューブはタイヤに納めてから装着する・・・たぶん、マニュアルに書いていることでしょうが、経験から学んだので記しておきます。

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