投票先を決める!2013夏 #ネット選挙

選挙直前の不定期企画。投票先に迷ったらどこに投じるか。下世話な池上彰だと思ってください。ようやく「食べログ化する政治」が仕上げにはいったことを記念して。ただし、アマゾンでは下書き状態にしているので、リンクを辿っても購入することはできませんが、こちらから目次をご覧いただけます。

さて、参院選。体制は与党に決しているとはいえ、東京選挙区などは混戦模様です。自民の2議席と公明は固いと見られていますが、残り2議席が熾烈な争いで、当初は共産までは固いと見られていましたが、支持者が脱原発で山本太郎に流れたというから、共産党の支持者はやはり現実が見えていないようです。タレント時代から言動に加えて、放射脳な彼が国政に立つことがあれば「やらかす」ことは必定とみていますが、小選挙区と違いかれを当選させたわけではない(落選させなかったという意味で)と言えるのは救いではあります。

それでは争点にもなっていませんが「脱原発」を本気で実現させたい、その可能性が少しでも高い政党を選びたいと願うなら、わたしのお勧めは「みんなの党」です。ネット選挙の解禁らしく、東京選挙区から出馬している桐島ローランドさんと、ツイッター上でやりとりしたところ、

「原発以外の火力、水力、揚水、自家発電を合わせた発電力は2億4000万kwです。一方、原発すべてを再稼働させても3500万kwです。そもそも原発必要ないのです。」

とありますが、これは乾電池でいうところの直列つなぎのように、諸条件を考慮せずに数字なのであてになりません。ちなみに揚力発電は夜間の余剰電力の有効活用で、ルーツは確か原子力発電所だったと記憶しています。揚力に関して言えば論理破綻しているのですが、些末なことなのでしょう。みんなの党を奨めた理由はこれ。

「自民党渡辺派」

とみれば、今後の政策協力や、提言という形で影響力を与えることはできるのかなぁと。ただ、問題は日本維新の会。近視眼的に戦うことばかりに明け暮れる共同代表の性格から、こことまたぞろ共闘などと始めると、そこらの野党に埋没します。利用できる物は利用しつくすタイプの共同代表と、育ちの良さから人柄だけは良いであろう代表の党が手を組むのは得策ではないのですが。

で、結論を述べるなら条件付きながらTPPや他の全てもみんなの党。その条件が問題で、おぼっちゃまや脱走兵が多く、信におけない人物が散見することです。柿沢未途など、飲酒運転自損事故で都議を辞職して1年半後の衆議院ですから焼け太り。ただ、他の政党が酷すぎるので消去法の結論です。

生活の党は国民の声より小沢一郎の声。だから小沢一郎にシンパシーを感じるなら生活の党。死に票覚悟の大穴狙いならみどりの風。で、主張だけを聞いているとうっかり「いいこと言うな」と頷くのが「幸福の科学」。共産党と社民党は論外ですが、お好きな方はどうぞ。日本維新の会は積極的にお勧めしません。落選運動ではないのでお好きな方はどうぞ。

かつて大阪維新の会に注目していたのは、「地域から変える」を実践するのかなと思わせたこと。ところがすぐに国政へ。

「国会でなければ変えられないことがある」

橋下徹はいいました。一見、正論。でもね。彼は法律家。ならば、少し調べればルールブックに明記されていることです。やってみました。知りませんでした。ルールがおかしい! って小学生並みの論理展開で、それもたまのことなら笑って許しますが、一事が万事です。原発の再稼働反対・・・これは各所で書きましたが、彼は同年輩で、スリーマイル島・チェリノブイリ、はだしのゲンと知らなかったでは済まされないこと。ご存じない方のために記しますが、わたしは30年来の脱原発派。ただし、現実路線でね。いずれにしろウランが枯渇すれば使えなくなり、しかし核のゴミは万年単位の管理が必要なるというアプローチから。最近の性風俗活用をアメリカ人に提案したのもそう。しらなった。それが許されるのは小学生。大人になれば知らなかったで済まされないこともあります。ましてや政治屋ならば余計にです。で、重しになるはずのもうひとりの代表は・・・もうそろそろ・・・ねぇ。

という訳で、維新の会に投票する方は、「票を投じた」ことを忘れずに。かつてルーピーが党首を務めた党に票を投じた責任を忘れている人も多いので。

で、自民党はダメか。いや、実はひとつお勧めの情報が。

「消費税増税の延期に期待するなら自民党」

ここ数日、内閣官房参与の浜田宏一教授が、増税時期の延期を示唆しています。

増税延期は財政悪化を懸念して、日本円の暴落に繋がる・・・という心配はないでしょう。なぜなら今回自民党が安定多数をゲットすれば、向こう3年間は国政選挙がないからです。すると増税時期を半年延ばしても、ノープロブレム。わずか半年でも庶民感情は納得するのは善良な日本人だからで、半年のばしてもろたんやから、まぁしゃあないか。となるからです。円満(?)に増税ができるということです。

延期が半年か1年かはわかりませんが、いずれにせよ5%据え置き期間は消費が活発になりますし、少し伸びるだけで確実に増税するとなれば財政再建を極度に不安がる必要はないということです。もう少しだけでも5%でいたいのなら自民党。ちなみに共産党は消費税を0%にするといっていますがこれは論外です。

 

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