映画「希望の党」が伝えるディストピア

映画「希望の党」が伝えるディストピア

「悪魔は笑顔でやってくる」とは確かヨーロッパの諺だったと記憶していますが、相応の理由なく満面の笑みで近づいてくるものは警戒するに越したことはありません。

ユーチューブで公開されている「希望の党」に思い出します。小池百合子都知事が代表を務める政党ではなく、2005年に総務省が投票率アップのために制作したプロモーションムービーです。

主演は第8回『全日本国民的美少女コンテスト』のグランプリを受賞し芸能界デビューした渋谷飛鳥。父親役が「イヤミ課長」でブレイク中の木下ほうか、といってもフジテレビを殆ど見ないのでどんなキャラかわかりませんが。


※昨日、なぜか「削除」されていました。察しって感じです(笑)

あらすじはこう。

父親は選挙へ行けとの娘の要求を無視し、遊びほうけています。総選挙後、「希望の党」による政権交代が実現。数ヶ月後、父親のもとに「選挙権停止」の通知が届きます。「希望の党」の政策が実現されたのです。

変わりに政治に熱心な高校生の娘に「選挙権」が与えられます。両親は選挙権がなくても問題ないと開き直りますが、選挙に熱心な娘と同世代の感覚により、次々と政策が決定され「生類憐れみの令」まで布告されます。

父親が社会の異変に気づいた頃、日本は戦争に突入し、徴兵制が敷かれ、娘は軍服に身を包み出征します。

いわゆる「ディストピア」とされるジャンルのSFで、ユーチューブで公開されている映像は前後編。それぞれ15分ほど。ご都合主義の論理の飛躍もありますが、「希望の党」は独裁体制に近いようで、恐ろし迄の強権が発動されます。

はてさて、リアルの「希望の党」。小池百合子氏が「リセット」と宣言すれば、若狭勝氏と細野豪志氏の協議は一瞬で消し飛びます。

議会与党を得るための都議会議員選挙で代表を務めた「都民ファーストの会」にしても、選挙が終われば議員との協議もなく、平たくいえば秘書の野田数氏に譲り、批判が集まれば当選して議員になったとはいえ、やはり元秘書が代表に。状況証拠から判断すれば、鶴の一声での人事ということ。

安倍一強、独裁と左派は騒ぎますが、石破茂氏に代表されるように、自由で民主的な自民党には自由な議論があり、油断をすればライバルに足音を救われるため、党首といえども常に妥協を強いられます。

歯がゆさでもあり「抑止力」にもなります。

果たしてリアル「希望の党」にそれはあるのか。徴兵制は現実的ではないにせよ、党内議論も十分でない党が政権を担う怖さは、民主党政権だけで十分です。

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