眞子内親王殿下へのプロポーズを巡る珍説のマスコミ。陰謀論まででる始末。

 秋篠宮眞子内親王殿下が元学友と婚約することが明らかになりました。以下、失礼ながら眞子さまとします。お相手の「海の王子」こと小室圭(こむろけい)さん。機械翻訳における内親王が「Imperial princess」であり、「逆玉」とはいささか冗談も過ぎるでしょうか。

 なにはともあれ慶事。お慶び申し上げます。

 さて、これに関しなかなかトンチキな議論が飛び出していたので指摘しておきます。

 どこだかのワイドショーで「交際1年でプロポーズ」と言う情報に「早い。それだけ引き合う何かがあった」と述べる女性コメンテーターだかキャスター。別番組で「25才での結婚(婚約)はいまどきでは早いが、それだけ云々」でも以下、同文。

 皇室への尊崇の念がない、ということを割り引いても、マスコミを遊泳する女性というのもポイントですが、とんでもなく失礼なことをいっていることに彼女たちは気がついていません。

 彼女らの発言を裏返せばこうです。

「もっと吟味して遊んでもいいんじゃない」

 ・・・ま、それも価値観ながら、ポリティカル・コレクトネスを抜きにして、我が妻がそーだ、そーだと腹をかかえて笑った男の立場で語るなら、

「内親王さまと軽くなどつきあえない」

 不敬を承知でざっくばらんな言葉で言えば

「よーよーマコちゃん、おいらと海までぶっとばそうぜ!」

 的な、結婚など考えない「自由恋愛」として、それはつまり「軽い気持」で、さらにはゲスな下々における「遊び」として声をかけることなどできない、ということ。

 それだけの覚悟がなければ、デートまでならともかく「交際を申し込む」ことなどできません。想像しただけで縮みあがります。

 もちろん、世の中にはゲスの星からやってきたゲス星人もいますが、そんな輩が眞子様に近づけるわけがなく、また、惹かれ合うこともないでしょう。そう考えるなら昭和時代の少女漫画の読み過ぎです。不良とお嬢様が恋に落ちる的な。でも、実は没落貴族の末裔で、夕立に濡れる捨て猫を拾う優しさを持ち、実は結ばれずに終わったそれぞれの祖父と、祖母が密かに約束していた許嫁だった・・・とかね。

 ともかく、本気でなければ声をかけることなどできない、それが常識を身につけた男子だということです。それは皇族に限らずです。そこまで考えられない、つまりは明確に言語化できていなくても、その時々に「本気」だということで、ましてや大学生ぐらいの年令での出会いならば、二人で歩む人生を想像するものでしょう。

 また「晩婚化」についても誤解が。平均値はそうですが、阿川佐和子のような例もありますし、平均値は上下の合計で、中央値に集中するベルカーブとは限りません。

 こんな珍説というか陰謀論もあったのでしょうかいします。

 この人、ネットでは「パヨク」に認定される有名人で、炎上からの削除でも話題になりますが、仮にこの「陰謀説」を採るならば、違法性がまったく確認されない加計学園よりも、左傾マスコミが総力を挙げてネガティブキャンペーンを展開する「テロ等準備罪」でしょう。

 なにより「憲法改正」です。やはりというか、眞子様の慶事にも「女性宮家」を差し込んでくるビジネス保守の野田ドジョウなどもそうですが、皇室の政局利用はパヨクの得意技で、一報に触れたとき、私はパヨク陣営のリークかと疑ったほどです。なお女性宮家創設を狙う勢力は、自民党内にもいます。

 ともかく明らかになったことは、安倍政権は皇室を政治利用などしていないということ。

 しかし、黒田さんの時も思いましたが、勇気あるよね。八百万を統べる皇統ですからね。ちなみに、私の妻は八百屋の娘。それでも勇気はいりましたがね。

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