シングルマザー=性風俗を信じる情弱イケダハヤト師と反日NHK

 これに躍らされるのは「情弱」という踏み絵。NHK「クローズアップ現代」が1月27日に放送した

『あしたが見えない 
~深刻化する“若年女性”の貧困~』

 タイトルを見て、ピンと来ました。

「このネタ、あさイチの流用でしょ?」

 昨年(2013年)の10月16日にNHKの朝の情報番組「あさイチ」にて、『性風俗で働く母親が増加』と題した企画が放送されると、ネット界隈は大騒動になりました。

 主に「またNHKがやらかす」「反日工作活動だ」という批判ですが、注目が高まるも当時は台風上陸の緊急報道に切り替えられ、あえなくお蔵入り。で、(ツッコミをいれるための)楽しみにしてラテ欄を見るも放送されません。

 そこで貧困の共通項か、収録素材から再編集するか、あるいは取材源を引き継いでしれっと放送するのかと睨めば案の定。

『“ここにしか頼れない” 行き場のない女性たち』
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3458_4.html

 として、シングルマザーが性風俗店で働く様子を放送します。

 意図を持って編集されています。そしてこの放送の意図にまんまとはまるのは「情弱=情報弱者」で、「プロブロガー」を自称し、ネット界隈で生計を立てる「イケダハヤト」師(軽侮感情を込めた尊称)。

“これまでほとんど光が当てられてこなかった「風俗で働く貧困状態にある女性」について、NHKが取り上げています。「クローズアップ現代」は最近攻めてますね、すばらしい。(ブログスより http://blogos.com/article/79043/)”

 イケダハヤトのブログは、他人からの引用を列べたもので、中身もなければ考えもないのでしょう。情弱とは情報の鮮度を競うものではなく、接した情報を咀嚼し、血肉にできるかが問われるのであり、東日本大震災において「三陸がマッドマックスのような無法地帯になっている」というデマを、彼なら鵜呑みすることでしょう。想像ですが。

“番組を見た「Colabo」の仁藤さんは番組の内容をこのようにまとめています。助かるなぁ。”

 とイケダハヤトは感謝を捧げ引用していますが、引用した中身も薄く、「具体的」といいながら具体策を示さない様は、原発停止を掲げれば、知恵ものが方法を考えると無責任な小泉純一郎のバカに重なりますが、ポイントはそこにありません。

 番組を要約したNHKのコンテンツは、わずか5ページ。その5ページから問題点を抽出できないことの告白に、情弱の馬脚が現れています。情弱を悪いと言っているのではありません。小泉純一郎に発言権があるのですから。

 なぜ情弱か。放送された内容には、日本は悪い国と印象操作をするためのバイアスがかかっていることに気づかないからです。そもそも現代日本で貧困のレッテルを貼られる人にはそれなりの理由があり、ここを解決しない限り貧困問題は解決しません。

“19才の女性は貧しさから「カップラーメン」を食べ、保育士になるために夜間の専門学校に通い始めた(要約)”

 登場人物の人生の選択を否定しませんし、食の好みはそれぞれ。しかし、「即席麺」ならカップラーメンの半値以下です。所在地はさいたま市となっているので、おおよその物価は予想できますが、食材のチョイスによれば食費の負担はまだまだ軽くできます。

 さらに目指すは保育士。残念ながら「薄給」です。つまり、節約が足りず、安い労働を選択しているのは彼女です。さいたま市でも日本国でも、安倍晋三でもありません。

 つぎに登場するのは青森市在住の25才。2つの仕事を掛け持ちして月収は13万円。子供を産みたい願望を訊ねると

“それ1番ないです。
自分1人でこの状態で、いっぱいいっぱいなのに、子どもいたらアウトだなって思って。
最悪自殺まで考えちゃうんじゃないか。(引用)”

 コンテンツのページが変わり、

“若い女性に広がる貧困。”

 から始まり、10代20代のシングルマザーに焦点をずらします。典型的な印象操作です。

「子供=自殺」

 から、

「子持ち=不幸」

 へと誘います。

 スタジオに戻り、鈴木晶子という診療心理士との対話となりますが、彼女は若者サポートの専門家のようですが、職業がからも「弱者側」です。
http://www.jca.apc.org/femin/interview/20121025suzuki.html

 以前、ブラック企業の批判を主要業務とする今野晴貴が、精神科医は「甘えるなという」との、トンデモ説を否定しましたが、心に傷や闇を持つものをケアする場合、相手の側に立つことが大切で、頑張れ、甘えるなは禁句だから仕方がありませんが、そういう鈴木晶子氏のような職種の人選も誘導するためのギミック(仕掛け)です。

 ここまでで示されていない選択肢が「主婦」です。結婚です。アリバイ作り的にこういう一文が掲載されています。

“実際は女性というのは、多くが結婚をすれば、男性が1人稼ぎ手になって養うので、なんとかなると考えられてきました。
ところが今、若い人全体の賃金が下がっている。
また男性でも、非正規雇用の方々が増えている。

 これも典型的な議論誘導で、下がっている基準を示していません。同じく非正規雇用の増加率も示していません。そして兼業主婦、つまり結婚後、パートやアルバイトで家計を助ける主婦像をカウントしていないのです。足立区では信じられない発想です。

 専業主夫からシングルマザーか。いわば極論を列べて貧困を際立たせる手法です。卑怯です。

 さらに踏み込めば、青森県の女性の交際履歴、シングルマザーはそうなった理由を、死別で操を立てているのなら、そう報じるべきでしょうが、そうではないでしょう。

 そしていよいよ、風俗がクライマックス。花火大会ならスターマインです。

 最初に登場するのは21才、お嬢さんは1才8ヶ月。出産直後から働かざるを得なかったとしますが、その事情こそが貧困の原因で、また18才で妊娠(推定)した=避妊をしなかった環境に貧困が眠っているのです。

 さらに決定的な馬脚を現すのは、30代のシングルマザー。じつはと、20才代のころに一度風俗店で働いていたことがあると触れます。

 処女で性風俗に務めるケースがないとはいいませんが極めて異例です。余談ながら「処女喪失AV」の大半は演出です。性モラルと風俗の関係性にふれず、

「シングルマザー=性風俗」

 とは悪質です。歯を食いしばり地道に働くシングルマザーに失礼です。余談ながら本日発売の週刊文春では、小泉純一郎の分かれた女房は、離婚時に妊娠していました。つまりは小泉家にとって三男となりますが、小泉家から縁を切られても、女手ひとつでしっかり育て上げたと報じます。

 また、30代のシングルマザーは体調を崩し、生活保護を受けようと役所に足を運ぶも、

“生活状況を細かく調べるのに時間がかかると言われ、断念しました。”

 本当でしょうか? 生きに死のレベルを放置するほど役所は残酷ではありません。少なくとも、我が町足立区の行政は、弱者に手厚く接します。だから貧乏人が多くといえば語弊がありますが、東京23区をひとつの行政区としてみたとき、福祉政策として低所得向け住宅が数多く建てられたことが、後に佐野眞一が「最下層 足立区」と馬鹿にすることになる理由です・・が、そこまで苦しいなら、足立区にくることをオススメします。
 
 そして極めつけ。要約コンテンツの冒頭小見出しはこう。

“子どもを生み育てる若年女性が、風俗産業しか頼る場所がない現実”

 どこの現実だ。バカ。こうしたプロパガンダ(日本は悪い国)を鵜呑みにするのは情弱。ま、バカ発見器と呼ばれるツイッターぐらいの役割はありますが、事実上の税金である受信料をつかってまでやることではありません。

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