民主党の主張にこんなのがあります。
「９００兆の借金は自民党が作った」
・・・我々は怒らなければなりません。怒りに震えてあえて汚い
言葉を使いますが、民主党の「連中」は国民を愚弄しているのです。
それはまるで一神教の信者です。
事実を述べます。
「９００兆の借金は私たち日本国民が作った」
民主主義国家です。自民党政権が続いた時代、ＣＩＡやフリー
メーソンが自民党に政治をやらせている「陰謀」が囁かれましたが、
２００９年の夏、それは妄想だと立証されました。
私たちが自民党を支持して自民党が政権を握った。
その自民党が作った借金はつまり日本国民がつくった。
ということ。
ここに民主党の怖さを見ます。
自らの宗教において信じる神、の、「生前」「生後」で歴史を
語るのと同じです。
民主党政権誕生以前と以後で国民が生まれ変わり、神の先年王国
の住民になった・・・かのような論を普通の表情でぶつところが
恐ろしいのです。
我々が愚かにも自民党政権を支え900兆の借金をつくったのが
間違った選択であったと判断して「政権交代」を実現し、そして
その「政権交代」で誕生した「小沢・鳩山民主党政権」にノーと
突きつけて生まれたのが「菅直人たらいまわし政権」です。
突然変異ではなく歴史の流れや必然において生まれたもので
９００兆円の借金がゆえに、アスファルトは舗装され、新幹線が
開通しました。
借金が増え続けてよいとい話しではありません。
「過去を全否定する思想はカルト宗教と同じ」
だということ。海外の事例を持ち出して論拠とするやり方は
あまり好きではありませんが、政権交代が起こったからといって
過去を全否定することは「独裁国家」以外ではあり得ません。
なぜなら
「過去の過ちも国民の選択」
だからです。
正直、ハニームーン期間はようやく座った玉座に口が軽くなる
のも仕方がないかなと目をつぶっていましたが、１０ヶ月を経過
しても、悪いことはすべて自民党です。
歴史の連続性を理解できないのは狂信者か子供。
前者が改宗することは期待できず、子供が成長するのを待つ
余裕が今の日本にはありません。
