教員は部下ではないという前提を知らないと

いじめ問題について。

「遺書を送ったものを警察の全戦力を投入して確保せよ」

その上で、本当に虐められていれば、状況を「捜査」した上で

「刑事事件として立件」

するか、状況が軽微なら

「手紙を書いた子供を児童相談所」

でケースワーカーに引き渡せば。

そして

「便乗犯なら未成年でも実名・顔写真入り報道でさらし者」

で一発解決です。

結局「連鎖」を引き起こしているのはメディアです。

保護者が事実上のイジメの加害者となっている教育現場にしての
もメディアです。

・・・「風が吹けば桶屋が儲かる」的にはなりますが、世の中は
連鎖しており、ダメ教師は論外として、まともな先生に手かせをして
足枷をはめ、子供の人権と平等という重荷を背をわせて

「ちゃんとやれ」

すると、このルールの中で「ちゃんと」やるのは簡単です。

「波風を立てないこと」

「風が吹いたら治まるまで存在を消してジッとしていること」

のどちらかか、

「守ってくれるかも知れない組合に参加する」

となります。

子供のために「よかれ」とおもった学級運営をしても、学級の中に

「一人のクレーマー」

がいればその方針は脆くも崩れ去り、大概がこういうクレーマー
はスピーカーを兼任しているので、

「あの先生は信用できない」

と「風説の流布」に走り出します。
そして「親の背中を見て子供は育つ」ものですから、ここの親の
子供が他の子供を扇動することは火を見るより明らかです。

そして、クレーマーを怖れるあまり、この

「小さな扇動家」

を抑止する力をセンセーは行使することが難しくなるのです。

そして何かのハズミで事件になったときでも

「メディアは保護者の悪口を言わない」

のです。だって「視聴者様」ですから。
視聴者様の悪口をいう番組をスポンサードしている企業がノーと
いうので、いじめ問題などなどがあった場合でも

「親御さんにも責任があったんじゃないの」

と、口が裂けてもいえないのです。

でも親の責任を棚上げにすると、未成年の自殺は永遠に解決でき
ないのですが。

本日は「教育系」が続いていたので、

「牛角MBOで本当のビジネスモデルがばれる前に市場撤退」
「ソフトバンク、想定内です。狙ったとおり」
「上場企業を信用できるか? 某上場企業の裏話」

とビジネスネタを用意していたのですが、またいずれ。

いつもは「センセー」に厳しいミヤワキですが、今日はまともな
センセーの「教育現場」について。

とある高校で、「ロクデナシ小僧」がいました。
遅刻早退欠勤は当たり前で、授業妨害は日常茶飯事。
全身をブランドもので身を包み、進路面談などの際に親に

「あまり高価なものを学校に持ってこられては」

と指導をすると、

「我が家の教育方針です。一流のものを身につけさせるのは」

といわれてしまいます。
それでもこのセンセーは頑張って、

「それでもここは学校ですから」

と言い渡したのですが、子供の態度が改まることはありませんで
した。

暫く後。

遅刻指導で注意していると、聞く耳を持たないどころか苛つき始
め席を立とうとしました。

何度か座らせているウチに、この小僧が暴れました。

そのハズミで足腰の弱いこの小僧は自らの振り回した遠心力に
負けスッ転びました。

ガシャン。

ご自慢のロレックスが割れました。

小僧の両親が乗り込んできます。
理由がエクセレント。

「ウチの子供が教師如きに恥をかかされた」

その「如き」の教えを請うているのは誰だと訊きたくなるのです
が、時計は弁償しろと息巻きます。

風の噂では修理代を弁償したとのことです。

我が家の流儀は学校という公の場に持ち込んで、公のルールは
一切従わない。

いじめ事件とイコールとはいいません。
センセーにもやるせない事情があるかと思うのです。

そして、続いて

「死ぬな! 校長! もうすぐ、夢の年金生活だ!」

と、子供達の心に傷を残すので、本当の教育者ならやめて欲しい
ものですが、何か事件があると

「校長責任」

といいますが、校長先生の権限ってないんですよ。

人事権も懲戒権も何もない「中間管理職」が公立学校の校長先生です。
ボーナス査定も給与査定も同様です。

つまり、民間企業と違い、

「教員は部下ではない」

のです。ここを見誤ってはいけません。

記者会見でも校長一人でてきている姿がありますが、教頭(最近は
副校長と呼ぶそうですが)に学年主任、担任教師はあまりみかけませ
ん。

だから事件が起こったときに一番重要なのは

「担任教師」または「当該責任者」

なのです。
全てとはいいませんが、この面からのアプローチがなければ、いつ
までも解決には至りません。

教員は一国一城の主気取りだったりします。

もちろん、プラス面で表れれば良いことですし、

「金八先生」も「北野先生(熱中時代)」も「ソーリ(夕陽が丘の総理大臣)」

このタイプです。学校の方針はあっても、

「俺の子供(生徒)達」

を第一に考えて運営していくという図式でした。

城主として君臨するためには、領内のトラブルは子細漏らさず把握
して、大火にならないウチに火を消し、トラブルが攻めてきたら
防衛戦を張ることが必用です。

領内のトラブルを放置して、主君気取りをしていたら領民から相手
にされないは当然ですが、学校運営では余程のことがないと

「お取りつぶし」

ができないのです。

民間企業のお話と想像してください。

取引関係のない会社が知人の紹介と言うこともあり、パンフレッ
トを無料で作ってくれることになりました。

但し無料ですので、資料提供などは自分たちでやり、業者は受け
取った資料を組み上げるという話しです。

資料提供は担当部署での持ち回りとなりました。
資料は電子メールで毎月送信していくという約束です。

ところが、締め切りになっても毎月電子メールが届かないので、
業者はついでの時に立ち寄って、資料を受け取るように気を利かせ
ました。

ついでですので、恩を着せる気はないのですが、訪問するたびに

「資料ができてない」

ので、1時間待たされるのはサスガに困っていました。

そんなある日、また「ついで」に取りに行くと、いつものように
資料はできていません。

応対した副校長・・・もとい、副支社長が担当を呼び出してくれ
ました。

なんど呼び出してもやってきません。
理由は業務中の一本槍です。

そこで、メモリーカードがあればそれを業者に渡して、必用な
データだけ吸い上げるというのはどうかと伝言を飛ばしました。

すると「授業中」・・・もとい、「業務中」を理由に、呼び出しに
応じなかった社員が飛んできて烈火の如く怒り狂います。

「このメモリーカードにはプライベートも入っている!
それはプライバシーの問題だ!」

プライバシーは当然結構。守りましょう。

でも、業務を遂行しない社員を懲戒処分もなしに雇い続ける
民間企業は皆無です。

しかも「部外者」に迷惑をかけているのに。

もちろん、この教師にそんな意識はありません。

まぁ有り体ないい方をすれば

「人を待たせる分ことは全く気にしないが、自分のプライベートは
生徒をほったらかしにしても守る」

ということです。

まだるっこしいので告白しますと私の体験した実話です。

ホームページ制作をボランティアでお手伝いしていた先の。

先生にとってホームページを作るのは「業務外」と思っているの
かもしれませんが、これは教育委員会からの通達事項です。

「各校ホームページを運営するように」

と。教育問題で赤い野望に翻弄された足立区ですが、教育施策は
かなり取り組んでいるんです。

そしてその情報公開の一環としてのホームページですが、先生の
ネットリテラシーもあり、学校によってばらつきがあります。

そこで近所の「ホームページ屋」として、無償で協力していた
というのが私の立場だったのですが・・・。

民間感覚からどうかというセンセーの話しを紹介したので、
締めくくりにまた保護者の話を。

児童が授業中に怪我をしました。

保健室で休ませ、念のため保護者に連絡を入れると

「すぐに医者に搬送しろ! 養護教員など信用ならん!!
医者についたら一報を入れろ」

とのこと。

私もこの子供を見ましたが、普通に歩け怪我は見た目も大したこ
とありませんし、意識はしっかりはっきりしています。

・・・子供のことだから。

心配するのは分かります。だったら、

「念のためお医者さんに連れていって貰えないでしょうか」

というのが大人の対応だと思うのです。
そして話しに聴くとこと、この「保護者」は、以前にも同様の
ことがあり、学校は大したことないと判断し、事実軽い打ち身程度
の怪我をしたときに

「教育委員会にあることないこと告発した」

ことで有名人なようで、ことあるごとに「保護者」にお伺いを
たてるようになったようで、これは教育委員会から小声で言われた
ことでした。

「学校での事件は『ねらわれた学園』じゃない」

のです。

学校だけでなく、教師だけでなく、モチロン校長だけでも教育委
員会でも伊吹文部科学大臣だけでもなく、全ての方向から

「事実」

を洗い出す作業が、今一番必要なのではないでしょうか。

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