私道に清掃車両をいれるのは危険か?

 私道にゴミ収集車を招じ入れるときの注意点。足立清掃局の話しによれば、公道と私道は構造が異なり、配管の埋設も浅く、破損の恐れがあるとのこと。

 わが家は私道に接し、グーグルマップスの撮影車もはいってきません。セキュリティ的には安心です。

 私道は水平反転させたL字型で、公道とは直角に接続し、右折した奥は行き止まりです。

 かつてのこの「角」に、建築会社の資材置き場がありました。もとは地主だったのでしょうか、私道の幅はトラックがすれ違えるほども確保しています。

 相続税法の変更のためか、今年に入り、資材置き場は解体され退出していきました。それからしばらく空き地になっていましたが、ようやく買い手が見つかったようで、ここを6区画の新規分譲として売り出すので、ついては各種書面にサインしろと、測量会社がやってきました。

 妻が応対しましたが、書面を見て、私はサインをしないと即決。

 書面は、新たにできる物件の住民の通行許可などを求めるものですが、そこには清掃車両の通行を許可するための同意書も含まれます。

 その6区画には、6区画占用のゴミ捨て場を設置し、その収集のためだけに、ゴミ収集車の通行を許可しろというものです。また、その通行のために、植木や自転車などを置かないとする誓約書の意味も含まれています。

 この私道に接する住居は、現在16世帯。さらに、空き地を挟んだ反対側にある4世帯との計20世帯で、公道に設置したゴミ捨て場を利用しています。

 公道までは20mほどあることから、奥の高齢者ご夫婦などは自転車でゴミを運んでいます。

 資源ゴミをいれる収納箱は、この20世帯が、1ヶ月単位の持ち回りで設置回収、清掃を担当しています。

 これが新規分譲の6世帯は、開発敷地内に設置する占用のゴミ捨て場を利用し、占用ですから、同じ私道を利用しながら、他の住民はこれを利用できません。

 一方でそのゴミの収集のために、ゴミ収集車両の通行を許可させるための署名捺印をもとめ、それは「実印」でなければならず、さらに「印鑑証明」をこちらの負担でだせといいます。

 さらに、この6世帯。「町内会」にもはいらないと、測量会社が説明します。

 町内会の入会は任意で、個人の選択が尊重されるべきです。ところが「宅地開発」の段階から、入会を拒否し、その一方で自分たちの権利だけは無条件に認めろとは道理が通りません。

 これが都心のマンション群なら、活動の乏しい町内会への不参加も選択のひとつでしょうし、もう少し古い町で、行事への強制参加を求めるのならば、私も退会するかもしれません。

 しかし、我が「舎人町会」は、今週末に迫った、大関 豪栄道を擁する境川部屋(舎人町)の力士も協力し盛り上がる夏の恒例行事「わんぱく相撲」など行事が多く、さらに舎人氷川神社の祭りは、近隣では比肩する祭りがないほど多くの屋台が出店する盛大なもので、その取り仕切りは町内会の仕事です。

 また、防犯カーを周回させての呼びかけも頻繁で、地域の連携が残るなか、町内会に入らないと宣言する集落(6区画)への便宜を図る義理などありません。

 もちろん、新しく入る住民には関係の無い話し。測量業者が勝手にやっていることなのでしょう。しかし、売り主と買い主はどこか似るものとは、経験則に過ぎませんが、自分勝手な売り主に集まるのは、似たような買い主と警戒します。

 そして書面をよく見て驚きました。測量会社は代理人で、事業主は東証1部上場企業のグループ会社。ただの子会社ではなく、かつては上場しており、ホールディングスの参加にぶら下がった形です。

 そんな天下の大企業が、誠意の1つも見せずに、他人の土地(私道)の利用許可を求めるとは、なんたる傲慢。

 お昼前、たまたま出くわしたご近所の3件もおなじく、不信がり訝しみ、反対の方針で一致します。そこで冒頭に触れたように、足立清掃局に確認してみると、以下の回答。

・私道権利者の全員の許可が理想
・公道と比較して私道は弱い
・業者側の十分な説明があれば良かったですね

 なお、新規分譲した区画に「専用ゴミ捨て場」ができる理由も教えてくれました。

・警察からの要請により、既存のゴミ捨て場以外は、できるかぎり公道は避けて欲しい
・新規分譲は私有地内にゴミ捨て場を設置している
・ゴミ捨て場が接する公道は、道幅など一定の条件を満たす必要がある
・さらに、5軒以上など、内規を満たしていれば収集ルートに載せる

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