iMac内蔵ハードディスク換装の注意点

iMac内蔵ハードディスク換装の注意点

お盆の送り火にiMac(Mid2010)内臓のハードディスクが旅立ちました。

そして「ハードディスクの換装」を選択しました。その具体的な方法については、各種ネット情報あるので、特に参考になったサイトを紹介するにとどめ、本稿では各種パーツを購入するにあたっての注意点と、実際の作業から気がついたポイントを紹介しています。
すぐに参考動画を移動する場合は「参考動画」をクリック。
交換作業及び、注意点を見るなら、「交換作業及び、注意点
」をクリックしてください。

ハードディスク、不調の予兆

前日に不審な動きをしていたので、「Time Machine」でバックアップを取っていたので最悪の事態は避けられました。不審な動きとは、簡単なFinder(基本操作)への命令で考え込むようになったことです。七色にグルグルまわりはじまる「レインボーカーソル」です。

そしてそのままフリーズ。電源長押しの強制終了から、立ち上がって見るも、しばらくすると同じ症状に。そこですかさず「Time Machine」でバックアップ。

あくまで経験則ですが、ハードディスクの物理レベルでの故障は「動いている」ことが奇跡のような状態で、「ディスクユーテリティ」によるチェックや、再起動などにより「ご臨終」となっては後の祭りです。

何も出来ない状態に陥る

バックアップをとってからしばらくして、レインボーカーソル出現の上「フリーズ」状態となり、電源長押しの強制終了からの再起動(電源押下)を目指すも、二度と元気な姿を見せることはありませんでした。

ここで気がつくのも遅いのですが、いれていたOSは「Snow Leopard(MacOS 10.6.8)」。サブで使っている「Macbook PRO」も、このところ動きが怪しく原稿を書くにも苦労しており、何度も「OSの再インストール」をしており、うっかりしていました。

こちらは「Mountain Lion(MacOS 10.8)」を「Mavericks(MacOS 10.9)」にしたもので、リカバリーディスクが仕込まれており、再起動時に「command + R」を押下し、所定の指示を出すことで、ネットワーク経由で再インストールできます。

しかし、「Snow Leopard」はディスク時代のOS。
押し入れをひっくり返し、ようやくOSの入ったDVDを発掘します。

最悪の中で対処方法

DVDを起動ディスクにして立ち上げます。「C」キーは認識せず、「option 」による起動ディスクを選択し、「ディスクユーテリティ」で内蔵HDを確認するとお陀仏確定。「S.M.A.R.T.」が手を挙げていました。

内蔵は死にました。そこでの選択肢は以下の3つでした。

  1. 買い換える
  2. ハードディスクの換装
  3. 外部ディスクからの起動

冒頭に示した型番「Mid2010」とあるように、すでに発売から5年も経過しているので「買い換え」は第一選択肢です。

ただ、この「iMac」は、「東日本大震災」から3日後の月曜日、消費が鈍ることが予想されるなか、「復興」を願って社内のパソコンを刷新したときの一台。多少の未練も残ります。

そして調べてみると不安ばかり。もちろん、新しいパソコンの性能は高く、なにより「iMac」は薄く軽くなっています。画面もキレイです。ところが、その「薄さ」を実現するために、内部構造がタイトなり、拡張が困難になっているとあります。

マックの魅力は拡張性の高さ、とは20世紀からの感傷かもしれませんが、なんか「やな感じ」。そこで「換装」を決意します。

代替案の検討

なんでもやってみないと気が済まない性分で、理論的に「無理」と分かっていても、まずは手持ちの設備で試してみたのが「外部ディスクからの起動」。USBの外付けハードディスクにOSをインストールしてみます。

これが数時間かかったのは、スーパーディスクドライブにも不備があるようで、たびたび中断して落ちていたからです。もはやCDやDVDからインストールする人も、ほとんどいないでしょうが、MacOSではよくあることで、その度に電源を入れ直すなど、根気よく「繰り返す」ことで、インストールが完了できることがあります。

話は前後しますが、この作業に入る前に新規のUSBの外付けハードディスクをアマゾンで購入。手持ちのHDへのインストールは、USB経由での起動ディスクがどの程度つかえるかの確認で、最低レベルでもクリアするなら、新しく購入したHDへOSを移し替える予定です。

USB起動の実用性

OSが入ったので「Time Machine」から、データその他の復旧を試みてみます。無闇に保存しまくっていた、旧内蔵HDDのデータは約800GB。かかった時間はおおよそ12時間。完了したときには、アマゾンからハードディスクが届いていました。

USB経由の起動ディスクによる操作性は、「なんとか動く」のレベルで実用性からはほど遠いものがありました。

まずは余計なデータを削除し、今後の対策とします。データ量を軽くすることで、その後の作業時間の短縮を目指します。がっつり300GBぐらいを削り、これを「Time Machine」でバックアップを取ろうとすると、遅々として進まないどころか、間違い探しレベルでしかゲージが動かず断念。

Snow Leopardの理由

手持ちのHDDはUSB1.0で、新規購入したHDDはUSB2.0。多少は早いだろうと、同じくOSのインストールを試みると、DVDを読み込めないとクレームを言います。そういえば、購入時から読み飛ばしなどエラーの多かったドライブです。

そこで「ディスクユーテリティ」の「復元」を使って500GBほどに減らした、USBクローンから移植を試みますが、この作業には18時間ほどかかりました。よくやるよ、と呆れるかも知れませんが、ひとつでも多く複製データを残せば、さらなるトラブル発生でも、選択肢が増えるだろうという目論見です。

これらの作業と並行して、通常業務と換装するハードディスクを探します。

なお、執拗に「Snow Leopard」を使っていたのは、「Mavericks(MacOS 10.9)」にアップグレードした、サブのMacbook PROの不調です。日本語変換に問題があるようで、「ことえり」でも変換遅延が発生し、最悪は「ATOK」。クラッシュかと見まごうばかりの深いフリーズ状態に陥ります。

さらに「Yosemite(MacOS 10.10)」へのアップグレードも考えましたが、伝え聞く情報のは「重い」「ダサい」とネガティブなものばかり。「Windows8」でもありましたが、必ずしもバージョンアップは、利用者の利益にはならないのです。

利用者の「慣れ」の問題もありますが、すでにパソコンもOSも「オーバースペック」で、必ずしも必要としない機能を追加することにより、全体のパフォーマンスを下げる事例は枚挙に暇がないのです。

そこで安定している「Snow Leopard」。「MaxOS 8.6」や「MacOS 9.2」を使い続けている感覚です。尚、弊社ではいまも「MacOS 9.2」は予備役としてスタンバイしています。

内蔵ハードディスクを選択

SSDへの換装も考えましたが、結論はSSHD。従来型のSATAの改造型で、特になにかを期待したわけではありませんが、どうせ換装するならちょっと違う物にという程度のこと。

さらにこの時代のIntelMacの、内臓ハードディスクの換装は、温度センサーケーブルが必要となるので、これは「秋葉館」で購入しました。ネットに転がる意見では、要不要が分かれていましたが、「安心料」と思えば6400円は安いものと割り切ります。
アマゾンでも売っていますが、やや割高です。

 1万円を切る内臓ハードディスクもあり、割合としては高いとはいえ、そもそもテラバイトクラスのハードディスクが2〜3万円で買える時代に感謝します。平成がはじまってしばらくしたころ、300MBのハードディスクが30万円を切ったと、当時の勤務先が色めき立ったことを思いだしたものです。

iMac HDD換装でこだわる道具

 ハーディスクについては、好みや知識、予算により別れます。しかし、交換するための「道具」には拘るべきでしょう。いや、こだわらなければ、せっかくハードディスクが手元にあっても、交換作業はできません。

 交換作業にあたるまえに、先人達のブログを見て、相応の知識は仕入れたつもりでしたが、なかなかどうして、いじわるな先人も少ないことを、実際の交換作業で体感します。「改造マニア」の彼らにとっては「常識」だから、書かなかったのかも知れませんが悪戦苦闘します。

特に地味ながら、必須アイテムが「リフター」です。

iMacは画面のガラスを外さないとハードディスクの換装(交換)ができません。ガラスは「磁石」で張り付いており、これを「剥がす」のにリフターを使います。レバーを倒すと吸盤となります。磁石のところに当てると比較的簡単に「剥がれ」ます。

 次に重要な「作業道具」となる、先端が星形のトルクスドライバーですが、あるブログでは「T10(経口)一本でOK」とありますが、これで可能なのは本体からハードディスク取り出し、設置するだけです。

 設置されていたハードディスクについた「固定具」を、新たに購入する際に移植するには「T8」という、より小さなトルクスドライバーが必要です。その昔のハードディスクはプラスドライバーで換装できましたが、いまは専用ドライバーが必要なのです。

知恵と工夫で解決したが

 また、「T10」のトルクスドライバーにしても、先端の「細さ」をチェックしなければなりません。私がみたブログでは、特段の注意をみなかったことから、グリップが大きく、耐久性がありそうなトルクスドライバーをチョイスして大失敗。先端がiMacの隙間に入らないのです。

 この解決には、たまたま持っていた「電動ドライバー」の、先端を延長する「ジョイント」を利用しました。ただ、ドライバー側のウケが深く、ビット(先端)が沈んでしまうので、穴側に「ティッシュ」を詰めて底上げしてなんとかクリア。

 次にトルクスドライバーに付属した交換ビットをみると、T10がもっとも小さく、ハードディスクの固定具の移植ができません。最後は腕力。ラジオペンチで、わずかな突起を挟み込み廻します。

 決してオススメできる方法ではありませんが、知恵と力を駆使して無事換装完了。

 すでに

すでに古いモデルiMacですので、多くの人の役に立つとは思えませんが、危機に接したMacユーザーの一助になればと、換装完了したiMacで書き下ろしました(笑)。この後、参考にした動画を挟んで、実際の交換作業と注意点を紹介します。

参考動画



交換作業及び、注意点

周辺機器はもちろん、電源ケーブルも外しておく 周辺機器はもちろん、電源ケーブルも外しておく
バキュームリフターバキュームリフターを使うと、簡単にはずれる。なお、この面は強化プラスチックと思われ、それほど重くなく、割れる心配も少ない


ハードディスク換装用に購入したトルクストライバーのビット(先端)。まったく役立たず。


竹定規(30cm)で測ったところ、直径8mmで長さ(深さ)は30mmぐらいは必要。

バキュームリフター
電動ドライバーの延長工具を利用。画面中央にうっすら見える「毛」は、柴犬(♀4才)のもの。精密作業をする環境ではないと写真を見て反省。
バキュームリフター
沈み込んでしまうため、ティッシュペーパーで「底上げ」。使用後はピンセットで抜き出す・・・が、無理な場合は「焼く」という選択肢もあるのでティッシュペーパーを採用。

最難関とされるケーブルは指先程度。液晶ガラスを汚さないために手袋をしているが、外すのは素手がよい・・・が、するりと抜けて枠に指先があたり怪我することもあるので注意が必要。


その他のケーブルは比較的抜けやすい。


外した液晶ユニットは、ちょうど肘掛け椅子の隙間にはまった。

液晶ユニットを外した状態。トルクスドライバーの問題を除けば、おおよそ5分ほど。

ハードディスクのケーブルの着脱は、20世紀からさほどかわっていない気がします。温度センサーのケーブルが少しデリケートにも感じますが、液晶ユニットを外して作業エリアが確保できているので簡単です。(※写真は90度回転しています)

トルクスドライバーT8が必要な場面で、それがないとき。ここまできて引き下がれません。ペンチで廻します。

「ボッチ」の固定金具は穴の位置を間違えなければ問題ありませんが、金具のほうが「上下」があります。これもペンチ+腕力で旧ハードディスクから取り外し、新ハードディスクに取り付けたものですが、上下逆だったので付け直し。

こちらが正解。接続部を右手に見て「奥」になります。また、旧ハードディスクについていたクッションは、剥がしてそのまま使えました。本体に「接着跡」があったので、そちらを基準に貼り付けました。

「ボッチ」の固定金具は穴の位置を間違えなければ問題ありませんが、金具のほうが「上下」があります。これもペンチ+腕力で旧ハードディスクから取り外し、新ハードディスクに取り付けたものですが、上下逆だったので付け直し。

こちらが正解。接続部を右手に見て「奥」になります。また、旧ハードディスクについていたクッションは、剥がしてそのまま使えました。本体に「接着跡」があったので、そちらを基準に貼り付けました。

あとはここまで手順を逆に辿り組み立てるだけ。「秋葉館」の動画にある、温度センサー用のケーブルは、ここで新たなケーブルを差し込む手順が紹介されていますが、「秋葉館」から届いたケーブルはすでに接続済みでした。

外すのに苦労したケーブルも、接続は容易。ネジ止めは液晶ユニットを固定する「磁石」に引っ張られるのがイラッとします。

組み上げ完成。電源を入れると、ハードディスクによっては「読み込めません」と出ますが、「ディスクユーテリティ」で「認識」すれば「フォーマット」をするか、「パーティション」の「オプション」で「GUID」を選べば多分大丈夫。


インストールディスクもありましたが、ドライブの不調を考慮して「複製」にて。おおよそ500GBのデータを、USB2.0接続の外付けハードディスクからの「複製」に要した時間は約8時間です。

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