外出するときに持ち歩いている「Macbook PRO」。メモリはAppleが保障する4GBで、IllustratorとかPhotoshopは実用に耐えられないレベルですが、ブラウザとメール、テキストエディタだけなら充分でした。
それが「mountain lion(10.8)」から「Marvericks(10.9)」にバージョンアップしてから1年弱。実用に耐えられない遅さに転落します。特に追加した機能はありません。「Yosemite(10.10)」へのアップグレードなど論外です。
特に「ATOK」を使用していると、変換のタイミングでフリーズします。「command+option+esc」の強制終了すら通じません。電源ボタン長押しでリセットしないとダメ。
そこで「ディスクユーテリティ」から、アクセス権の修復とディスクの検証をしてみたところ、一時的に回復・・・したと思ったのも束の間。病気が再発します。
調べたところAppleは推奨していませんが、メモリを8GB×2枚にすることで、サクサク動くという報告もあります。一方で、ならないというブログもありました。ここ1年ほどメモリは安定しており、値下がる気配はありません。
2万円弱の出費ですが、日頃はデスクトップを使っているので、なんだかもったいない。というか、こちらが望むのはブラウジングと、テキストエディタ。いわば20世紀のパソコン程度の機能です。
残された手段は「ダウングレード」。タイムマシンでバックアップを取ってから、取りかかります。「Command+R」を押下しながら電源をいれます。
すると「OS X ユーテリティ」という画面が立ち上がります。そこで「ディスクユーテリティ」を選択して、既存のOSが入ったハードディスクをフォーマットしてから「mountain lion(10.8)」をインストール、その後、タイムマシンからデータを移植という作業になるのですが、どうしても「フォーマット(消去)」には躊躇してしまいます。
よく見ると一覧には「Marvericks(10.9)」もありました。昔から不安定になったMacOSの解決策として、OSの再インストールがあったことを思いだし、ダメ元でこちらを選択。
総計1時間ほどの作業の末(ほぼ、自動)、無事、実用に耐えられるレベルに復活。意味不明の挙動不審なら、再インストールをお試しアレ。