従来の日垣隆ファンには「ちょっと・・・」と眉寝を寄せ、
かつ「分かりやすい本」が好きな人、また反対に「難解な解説」を
好むのならばオススメできません。
しかし、ふわっと浮かんでいた疑問に答えてくれる、または
もやっとしてうなずけなかった理由を端的に述べています。余計な
脚色もシニカルな婉曲表現もなく淡々と。
だから「アンチ勝間」を期待すると裏切られ、「カツマー(勝間
和代さんの信奉者)」は突き放されます。
そこが本書の醍醐味です。その極めつけが以下の一文
「ノウハウは極端でるあるほど使える」
誰でもできることを文字にして並べても誰も振り向きはしません。
さらには
「フォトリーディングは当たり前」
激しく頷きました。なるほど、斜め読みも速読法の書籍も
じっくり熟読した私ですが、イザとなると自分なりの方法で
ざっくり読了でき、かつ概要をあたまにたたき込めるのは
こういうことだったのかと納得しました。
そして
「子どもと過ごす時間を投資というな」
指摘になるほど。
読了して一月が経過して彼女は私の心のなかの「芸人箱」に
カテゴリー変更しました。主張を芸風と判断して。
■勝間和代現象を読み解く
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4479792678