山ちゃんの「おはスタ」、最後のゲストはベッキー? あるいは・・・

 おはスタといえば、我々の世代は「志賀ちゃん」なのですが、いまは「山ちゃん」こと山寺宏一さん。彼は明日、19年続けたMCを降板します。子供は年令が近い人に、親近感を覚える傾向が強く、たしかに山ちゃんの高齢化は寄る年波の仕業です。

 ただ、動きもセンスも、しゃべりはもちろん、山ちゃんでもまだまだいけるなかでの降板劇に、この2年ほどの「おはスタ」の迷走が滲みます。

 アシスタントの「おはガール」がその代表。と詳しく語っても痛いだけですが、素人丸出しの中一と中二の3人の女子が、一所懸命やっているすがたに親戚気分で感情移入していたものが、なまじこなれたモデルや子役になって「らしさ」がなくなります。

 また、2年前より、従来は「おはガール」が担っていたアシスタントを、小島瑠璃子や春香・クリスティンにもうひとりが担います。しかし、なまじ売れっ子が登場する割りには完成度は低く、アマチュアバンドの路上ライブに、スマッシュヒットを飛ばしたことのある演歌歌手が登場するような違和感を覚えます。これ「ホリプロ枠」ということでしょうか。

 芸人は「よしもと」枠の色彩が強く、なんだか緊張感がありません。格下と見下した番組で、吉本芸人は手を抜くのは多々あること。テレビをつまらなくしている一因です。

 かつて「おはスタ」はスターの登竜門というより、番組をきっかけに飛躍したお笑い芸人や俳優は多く、一時期低迷していた「よゐこ」や、一発屋と言われながらも生き残っている「小島よしお」もそうで、俳優では瀬戸康史(「あさが来た」鳴沢先生)や上遠野太洸(仮面ライダーチェイサー)、中山大志(ソフトバンクギガ光CM)、女優や女性タレントなら古くは平井理央に蒼井優、最近では、小島藤子、松岡茉優(GMTリーダー)、岡本夏美(東京ガスCM)、平祐奈(桐谷美玲の前のヤフーモバイル、姉は平愛梨)などなど。

 演技も台本もろくに読めなかった子ども達が、徐々に成長していく姿がおはスタのウリだったはず。しかし、どうやらそうではなく、オモチャを紹介し、イオンの商品を喧伝し、コロコロコミックを宣伝する番組で、スポンサーががっちりついているのだから、懇意にしている芸能プロから、それなりにこなれたタレントを寄せ集めて、放送枠を埋めれば良い。この2年の放送はそうみえて仕方がありません。

 そう考えれば、山寺宏一さんのような、本物のプロの存在はかえって邪魔。潮時だったともいえます。後任は人気声優と紹介される小野友樹、花江夏樹。花江はおはスタのレギュラーであり、山ちゃんと同じ事務所・・・ま、いいや。

 山ちゃんの降板発表から、「メモリアルゲスト」として、歴代レギュラーが登場するなか、明日の最終日に誰が登場するかに注目しています。女優や俳優として活躍しているタレントはでてこないかと思いきや、瀬戸ちゃんや松岡茉有、よゐこなどが登場し、VTRながら香取慎吾も出演。

 すわっ、最後は。

 で、期待しているのが「ベッキー」。彼女を初めて見たのはおはスタの「ポケモンイングリッシュ」のコーナー。ポケモンに登場するモンスターの名前を「英語風」に呼ぶというだけのコーナー。外国の子が言わされているのかな、と思わせるほどシュールな映像でした。

 ゲスな騒動がなければ、間違いなく登場したことでしょうが、やっぱり無理ですかね。それではともうひとりに期待を寄せるのが「極楽とんぼ山本」。あの騒動が起きるまでレギュラーでした。

 そして超大穴は石川エリこと七色あんで、いまは乃々果花(ののか はな)名義で活躍するセクシー女優。

 ・・・歴史のある番組には色々あるということですが、このすべてを仕切ってきた山寺宏一さん。おつかれちゃん。

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