早いもので、もう今月のWill。
総力特集は「新聞、TVには愛想が尽きた」。
靖国参拝で露見した左系ジャーナリズムのプロパガンダの批判で、櫻井よしこさんと百田尚樹さんの特別対談のタイトルは
『日本のメディアは中・韓の「工作員」か』
これをいえば、編集者に叱られそうですが、もっとも面白かったのはこのタイトル。32ページからの本文と目次では「日本の」とありますが、表紙の柱は「朝日は」となっているところ。ま、その通りですが。
この直前、図書館で廃棄処分にだされていた朝日新聞による『戦後補償とは何か』という思いこみと想像で綴られた抗日本を読み、フラストレーションを溜めていたので、今月のWillは一服の清涼剤となりました。
いま脱原発ではしゃぐ老人二人に苛つく都民にもお勧めです。
あと永久保存版といってよいのが、山際澄夫さんによる
『秘密保護法「朝日文化人」のデマと妄想』
ちなみにこちらも表紙と微妙に異なっています。
朝日新聞に寄稿したり、インタビューに答えたものを抜粋したもので、一例を挙げると、映画監督の「大林宣彦」氏。
<法案が成立した六日、僕は怖くて一日中震えていました>
というナイーブな発言を
「カゼでもひいたのではないか」
と切り捨てます。以下、活動家を列記します。
落合恵子、服部公一、保阪正康、半藤一利、丹羽宇一郎、浜矩子、益川敏英、上野千鶴子、姜尚中、鳥越俊太郎、志茂田景樹、内田樹、奈良岡朋子、真山仁、阪本順治、小林よしのり、竹田恒康、岡留安則、辛淑玉などなど、最後に大江健三郎。
今月号からは一点、懸念を見つけました。
若手保守論客として売り出し中の古谷経衡氏の
『「嫌韓」「悪韓」「呆韓」・・・・・・
で、ついに「無韓」心』
です。
論旨は言葉遊びの通りで、好きの反対は嫌いではなく興味をなくすことで、韓国との付き合い方は「無関心」がよろしいというもの。
まず、好きの反対が無関心というのは、恋愛においては正しい気もします。もっとも残酷な仕打ちとしてね。ただ、相手は恋愛対象ではなく隣国。だからもっともやってはならないことが無関心だと考えるのです。
先に挙げた『戦後補償とは何か』のように、朝日新聞やその関係書籍を手に取るのは、異なる主張に耳をかたむけることで、それが有事の前の武器や防具になることを知っているからです。
むしろ韓国の行動に無関心だったから、米国に慰安婦の像が建立され、日本を悪く喧伝するプロパガンダが成功しつつあるのです。
感情論として、もう、あいつ無視してやる! というレベルの発想が「無韓心」ではないかと。
そこで、言葉遊びに加わるなら、わたしは今後の対韓論はこんな感じの漢字。
「異韓論」
イカンという韻に色んな意味でダメと、放っておくと何を言い出すか分からないというイカン。それに「遺憾=残念」をかけています。
顔かたちは似ていても、民族的に思想発想が異なり、人種差別ではなく人種的な区別をして接しなければ、大やけどをする国ということ。
世界中に進出した韓国人が、各国の街角でトラブルを起こしているのに対し、同じ話を日本人で聞かないことを比較すれば一目瞭然。
また、プライドはやたら高いのに、都合により立場を変え、それを恥じない無節操さは、世界に類を見ません。誹謗中傷ではなく、海外で悪いことするときは日本人の振りをすると、韓国のタレントが韓国のテレビで発言し、他のタレントが
“足を踏んだら「スイマセン」と言うんだよ”
と追認します。そして最初の発言者がこう締めくくります。
“小さな愛国心だよ”
だとするなら、国民ひとりひとりに至るまでが、対日工作員ということで遺憾です。
そしてこれは一例。韓国製品を海外で売る際に、日本のイメージを借景、つまりはパクリます。日本製品の信用度、日本人のもつ良い印象を盗み、そして日本人に無勝手は悪口を言う異常な国が韓国です。
だからバカ、アホ、チ・・・と罵るのは一時の満足に過ぎません。地政学上、どちらかの国がなくならない限り隣国です。そして古谷氏の主張も感情論としては分かりますが、異韓なのです。つまりは無関心から放置していれば、なにをいいだすか、しでかすかわからないのが韓国です。
だからそういう残念な国が隣にある運命を受け入れた上で、日本人らしい好意的解釈が通じない、異なる価値観・道徳観をもった国として、監視を怠らず、しかし、こちらからは相手にせず、さらに彼らの嘘は否定していかなければならない、これが「異韓論」です。
■Will 3月号「朝日は中・韓の工作員か」
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