あるクライアントがパソコンを買い換えたので設定してくれとのこと。街角のIT屋さんとしては、なんでもやります。ご近所の路面店で営業時間はいついっても良いことになっているので、本当に暇なときに顔を出してちゃちゃっとやる予定がちょっとした騒動に。
アカウントとパスワードがわからないといいます。良くあること。そこでプロバイダーに電話して再発行の手続きを取ろうとして大失態。なりすましがばれたのです。本人の許可を取っており、ここでは公開できないような情報も知り得ているので気分はすっかり身内で罪の意識もなく客になりすまします。会社に関する情報はすべて抑えているので問題と高を括っていると問われたのが「●●●●」。
ここで白旗。すべて事情を話して素直に許しを請います。なんでも「個人契約」になっており、どうしても本人確認が必要だというのです。そりゃそうだ。すっかり会社契約の案件ばかりやっていたので忘れていた落とし穴・・・もとい、個人情報の最後の砦。伏せ字にしたのは、逆に言えばこれ以外はすべて公開情報でアカウントを再取得できてしまうから。
基本的には郵送ですから、本人しか受け取れない・・・と思いますか? 郵便はだいたい定時に届けられ、その時間を狙って宅配ポストから「失敬」すれば、誰も気づかずにアカウント情報をゲットできるというわけです。くれぐれも実践しないでくださいね。ことがばれれば、接続情報から犯人の特定は容易ですので。