国家存亡の危機に立っているのは北朝鮮ではない

 一周まわって笑ってしまいます。

 北の将軍様の死去に際しての「泣き」の演技ではなく、人気もの
に媚びるあの連中。劇団、永田町の面々です。まるでヒールと
ベビーフェイス(悪玉と善玉)が同乗する移動バスのプロレスラー。

 なにかといえば、橋下徹大阪市長の面会に浮かれる政治屋の
連中です。行列、というのは正しい表現ではありませんが、各党に
出向く橋下市長の到着を行儀良く待っている姿は、大病院で院長の
回診をまつ入院患者のよう。もはや健康体ではありません。

 もっとも自民党は昔から、人気者にすり寄るところがあり、
その「スネオ」的な、性質はある意味ぶれないのですが、自ら
「スネオ」を広言する橋下市長に尻尾を振るのですから、いやはや
脇役以下なのでしょう。

 いや、「平時」なら政治ショーとして見逃してあげなくもありま
せん。と、いうか、与野党総動員しての橋下接待の理由は「選挙」
を見越してであり、橋下市長の動くところに張り付くテレビカメラは
政治屋の大好物ですからね。

 いま「平時」だと認識するなら政治屋失格です。もちろん、
政権与党の一員なら論外です。あ、社民党はどう認識していても
結構ですよ。脳内が終生フラワーパークの住民になにも期待して
いないので。

 はい、将軍様の死去により予断を許さない状況となり、そして
状況が動く時、動きそうな時こそ、政治の出番で、いまは軍事的にも
政治的にも「有事」なのです。

 と、その前に橋下徹市長。一部識者の中には彼の独裁的な手法を
ファシズムとかけた「ハシズム」と批判する声もあります。
リーダーシップと独裁は線引きのむずかしいところではありますが、
すぐに「敵」を仕立てる彼の手法は確かに独裁者と同じです。

 我と彼、敵と味方の二抗対立は勧善懲悪のヒーローものと同じく
視聴者には分かりやすいものです。そして人間は「こちら側」に
立つものに本能的にシンパシーを感じます。

 ただし、それも「大阪府」だったから上手く行った面もあります。

 報道が伝えるところに過ぎませんが、分かりやすい敵が多すぎた
のも彼の人気を支えたということです。「社長」にあたる府知事に対し
て面前でくってかかる女性職員、サボタージュを広言する職員、
そして教育委員会のクソ野郎などなど。

 つまり、分かりやすい敵が多かったことがひとつ。つぎに潜在的
に保有する

「東京もん」

 への敵愾心をくすぐった橋下氏の「うまさ」です。
「都構想」というネーミングも見事、一極集中への批判をちょいちょい
絡めてくるのもそうです。府市統合とは直接関係ないのですが、
これも「都」を仮想敵国とすることで、

「よっしゃ、東京もんには負けへんで〜」

 と浪速魂を刺激するということ。

 そして彼のアピールのうまさは認めるところですが、昨今、こう
した評価があることは大いなる間違いであると指摘しておきます。

「閉塞感の打破を国民(府民、市民)は期待している」

 ・・・で、失敗したのは民主党政権だったことを、私たちは忘れ
てはいけません。自民党を民主党にすげ替えて、今度は橋下新党に
かえたから全て上手く行くというのは甘えであり妄想で幻想です。

 ウィキペディア情報(笑)ですが、大阪府の小選挙区は19区あり
そのうち、3区の国民新党、13区の自民党を除けば、みな民主党を
選んでいるのです。

「こんなはずじゃなかった」

 という前に、己の不明を恥じるところから始めなければ、我々は
永遠に政治屋と同じレベルのままです。そして大阪府民と市民は
橋下新党を選びました。この決定は、その地域の住民のものであり
いうなれば大阪以外の地域の民意ではありません。

 そこに尻尾を振る政治屋がわんさか。先に指摘したように選挙
対策です。いま、この「有事」に、票稼ぎをしている阿呆の顔を
覚えておきましょう。特に民主党・・・は、どうしようもないのかな。

 で、本題。いま「有事」です。しかも外向的チャンスでもあり
ます。まず、チャンス。あの「大韓民国大統領」の「非礼」を
詫びさせるチャンスです。

 慰安婦のれいのあれで、まぁあそこの大統領も選挙対策で
日本に注文をつけているのですが、TPPもオバマの選挙対策と
いう側面もあり、内政ガタガタのリーダーが外交で得点を
稼ごうとするのは致し方がないとして、

「第2、第3の像が建つ」

 といわれてキャンとしたドジョウだから・・・はぁ、と溜息が
でてしまうのですが、恫喝という非礼を見逃すことはあってはな
らないことです。

 ただし「敵国」ならば恫喝も脅迫も威嚇も侮蔑もありです。

 だから問うのです。「オタクは敵? 味方?」と。

 日米韓の足並みを揃えて・・・とはお為ごかしです。
 韓国と北朝鮮はいまだ戦争継続中で、仮に北が南を攻めたとして
日本はなにもできません。

 ただし「味方」なら、法律の拡大解釈で手助けすることも
やぶさかではありません。しかし、恫喝するような敵性国家が
攻撃されたとして、我が自衛隊を動かすことなどありえません。

 日本人的感性からいえば「こんなときに」ですが、こんなこと
が起こりえる因子をもちながら、恫喝してきたのは韓国です。
それは「日本と仲良くするつもりがない」という現れと見るのが
グローバルスタンダードです。もちろん、韓国的発想はこう。

「日本はとにかく未来永劫謝罪し続け、朝鮮民族の望む答えしか
 述べてはならない」

 彼らの主張を時系列で追っての答えです。仲良くしたくないと
いうのではなく、「いうことを聞け」ということ。中華思想と
事大主義の絡みからくる、日本蔑視も根底にあります。

 もっとも私の怒りは韓国に対してよりも、それに対して反論すら
しなかったドジョウと不愉快な仲間達に強いのですが。彼らに
このチャンスを生かすことを期待するおまえが馬鹿だという誹り
が聞こえてくるようです。はぁ。

 それよりもいま、有事です。

 当面、権力がためや、権力闘争から内向きに向かい、暴発の
危険性は低いと専門家はいいます。あのね。

「1000年に一度の大津波という想定外」

 を経験した我々が、危険性が低いからと、暴発

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