交通法の厳罰化と同列で公務員法の罰則も

盗人猛々しいとはこのことだ。

昭和のドラマではあまりにも浅ましい敵役に投げられた台詞です
が、ピッタリと当てはまるのが

「横領役人」

です。

まるで水戸黄門です。

悪徳庄屋が年貢米をちょろまかして、発覚しそうになると
代官とぐるになり、貧しい農民を更に虐めるというものです。

今、発覚しているのはどれも昭和以降の現代史の話です。
社会保険庁や自治体職人による年金保険料を泥棒していました。
今回は「頑張れ! 桝添大臣」とエールを。

秀逸なのが「横領職員」という泥棒を、刑事告発もせずに自主的
に退職させ退職金を支給していました。

これを「泥棒に追銭」といいます。

公務員を形容するのに「罪人を使った慣用句」がピッタリするの
は悲しい話です。

また、泥棒を隠そうとする隠蔽体質は以前より、これは社保庁だ
けではなく、外務省を筆頭に、文部科学省でもどこでもなので、
根が深い落胆してしまいます。

誠意大将軍が逮捕されたときに「元恋人」として、太古の昔に
交際が終わり絶縁状態にある女性を追いかけますのなら、

「ノーパンしゃぶしゃぶの大蔵省(現財務省)」
「競走馬や愛人の外務省」
「図書券を賭け麻雀の新潟県警」

などなど「どう思いますか?」と取材して欲しいものです。

もちろん、真っ当に働いている役人様が殆どと・・・信じたい
と寝返ることを夢見て妄想していますが。

是々非々論者の私は時に「毀誉褒貶」と評されますが、よいもの
と悪いものの区別を自分なりにつけているつもりです。

東京電力、偉い!

あの新潟沖地震での初動、手際の悪さは非難しましたが、その後
社長自らが現地入りし、8月30日の発表によると、2556件の
トラブルや損傷が見つかったといいます。

子細を確認していませんので諸手を挙げてとはいきませんが、
2556箇所を書きだせるだけのチェックをしたということです。

今後の「対応」と「対策」はより重要ですが、まずは

「不都合な情報」

を出した姿勢を褒めてあげたいのです。
現地入りした社長に「辞任をしないのか」と遠回しに、しかし
しつこく追求した「記者」はいまどう思っているのか聞きたいと
ころです。

はい、それでは役人様。

桝添大臣が「出せ」といっても出さない。
調べれば調べるほど数が増える。

そして「全国の自治体の調査結果」の締め切りは本日です。

さて、どれくらいでるのか。それともでないのか。

桝添大臣が「時効の壁」をなし崩し未処分の伏線を張っているよ
うなのでここで、応援の意味を込めて提案を記します。

但し、私の法律解釈はケーシー高峯さんの舞台での「診断」並と
ご理解を。

●時効に関わらず犯罪を起こしたものの氏名は全て市区町村別に
公表する

凡百との指摘を頂きそうですが、この提案の肝は「連座制」です。

盗人と知り告発しなかった職場長や関係者は「犯人隠避」。
使用者責任として当時の首長は「使用者責任」という名目で
公開します。

ただし、これも過去のこととなりますので、これだけでは「腰砕け」
は避けられません。内向きの論理が正論となる世界のパワーゲームを
舐めてはいけません。

民間でいうとオーナー一族が牛耳りイエスマンばかりの会社と
いうとイメージできるでしょうか。

そこでもう一つ付け加えます。

●定めたる期限以降に過去現在を問わずに、横領並びに不法行為が
発覚したときには、地方公務員法第30条に違反したものとして
懲戒し処分を公表する

というのはどうでしょう。

■地方公務員法第30条
すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、
且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなけれ
ばならない。

処分隠しや見逃しは公共の利益にならないと民間人は考えます。

平たくいうと「ちゃんと調べないで後からばれたら罪だよ」と。
これが意外と効果的なのは「内部の足の引っ張り合い」から、
後にリークされる可能性が高いことによります。だったら最初から
公開してしまおうかというベクトルに期待するのです。

少し触れましたが、桝添さんは「時効」をちらつかせつつ、
役人様に恩を売ろうという節が随所に見え隠れします。

役人の操縦術としては一法かもしれませんが、売った恩義は
族議員誕生の萌芽となりますし、何より桝添大臣が失脚した暁には
「なかったこと」となってしまうことは戦後の歴史と、無くならな
い役人の利権構造に天下り、不祥事からも明らかです。

だからここは膿を出し切って・・・本当に全てを出し切ることが
肝心なのですが。

もう既定路線のように語れているので私も触れますが、

「桝添大臣続投」

は、安倍首相辞任発表直後から関係者のあいだでは噂されていま
した。

テレビイメージも悪くないですし、何よりババを引きたい人など
いないからです。

国会が始まれば、民主党の年金スター長妻昭さんを筆頭に、
メディアがケツを持つ形でのイジメ……もとい、追求がまっており
ますからね。

そして私たちは忘れてはいけません。
社会保険庁がばれる前からずっと、裏金をはじめとした役人によ
るちょろまかしは横行しており、忘れる前に発覚し続けていることを。

少年法や交通法の厳罰化と同列で公務員法の罰則改訂を願いたい
ものです。

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