27時間テレビの前に自爆するフジテレビとテレビコンテンツ0.2

 まだ、27時間テレビを見終わっていません。
 はじめてハードディスクレコーダーを購入したのは、これを録画するためで、当時は「フジッ子」。フジテレビ倶楽部にも金を払って入会するほどでした。もはや惰性ながらも、録画しているのは、かすかな期待を込めてのことですが、残り4時間を残してすっかり呆れています。

 「本気」を軸にしながら、本気が伝わってこないのです。プレゼン企画の「TED」。プレゼン中に、観客とやり取りどころか、観客席にいる芸人と「雑談」。しかも、テレビが凋落したといいますが、それはフジテレビの凋落に過ぎません。

「とんねるずのみなさんのおかげでした」で涙ながらに「テレビをどうにかしようよ」と訴えた「森三中」の黒沢かずこでもだすなら「本気」も伝わりますが、田村淳のように「ネット礼賛」して仕事が減った芸人でお茶を濁す。しかもこのTED、無許可使用だった疑惑が浮上しています。

 音楽祭にしても笑わせたいのか、歌自慢にしたいのか、いずれによせ中途半端で、トリを務めた和田アキ子にドリフ大爆笑のテーマを歌わせるのはともかく、間奏に「古い日記」のフレーズをいれるものだから、歌い出しの音がとれずに苦労し、というより「音痴」に映ってしまいます。晒し者にしたかったのでしょうか。クリスハートの「およげたい焼き君」も3番だけだったり。

 とにもかくにもこれが「本気」なら、もうフジテレビに復活の目はありません。しずかに腐っていく様が、ときどきネットニュースに報告されることだけが、あの局の存在証明になっていきます。それは「サザエさん」にも波及しており、話しを動かすのに「花沢さん」と「堀川君」を頼ってばかり。あるいはゲストキャラで話しを繋ぐ。いよいよ、このアニメの終わりも近いかも知れません。

■マイナビニュース
第327回:「27時間テレビの前に自爆するフジテレビとテレビコンテンツ0.2」
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/327/index.html

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