ブロース社 イセキ様、NTT東日本に問い合わせました

 新宿区西新宿4-8-××のブロース社 イセキ様、NTT東日本に問い合わせましたところ、そんな事実はないとのことです。いったい何をどうしらべ、嘘をついたのでしょうか。あなたのやっていることは詐欺です。

 午後2時半頃、会社の電話が鳴りました。お馴染みの回線詐欺です。詐欺とは語弊がありますが、マイライン系の勧誘のやっていることは事実上詐欺だからです。そして腹が立つことに「オンフック」でダイヤルしているので、こちらが「もしもし」と告げてから初めて受話器を取る音まで聞こえているレベル。

 まともな案内や売り込みなら、受話器を耳にダイヤルを回すか、コールセンター型ならヘッドセットを装着しているので、「ガチャガチャ」という音はしません。この時点では8割方詐欺(系)と認定しています。

「請求書の件でご連絡させていただいております」

 はい、詐欺確定。そんな連絡はしません。話し方が丁寧だったので、少しだけつき合ってみると、

「法人契約をされている方にご案内しております」

 とのこと。タウンページを見て電話をしてきているのかもしれませんが、この手の連中を撃退し、かつ繁殖させない最大の防御は「情報を渡さない」こと。

 回線契約の主体は法人か個人か、これだけで「次の詐欺」に役立ちます。また、「契約内容」など論外です。仮にNTTと契約していて、契約内容の見直しについてなら、電話で契約内容を問い合わせることは100%ありません。

 なぜなら、電話番号を入力すれば、相手のモニターには住所も含めた契約内容が表示される仕組みになっているからです。むしろ、こちらが確認のために電話をしたとき、執拗に「本人確認」をするのは、完全なデータを持っているからです。

 で、断ります、と告げるとブロースのイセキ(余りに腹立たしいので敬称略)

「は? 何か勘違いされていませんか。売り込みとか契約ではありません」

 なになに、そりゃ失敬、と確認すると

「メタル回線を光電話に切り替えろ」

 ということで、やっぱり売り込みじゃん。詐欺師イセキが。
 そして丁重に断ります。

「東日本大震災で計画停電になった地域で、そのとき通じたのはメタル回線だけ。だからNTTがメタルのサービスを止めるまでは利用し続ける」

 と告げても、

「いまは無停電装置(UPS)もあり停電になっても大丈夫」

 と執拗です。そんなことは知っているが、知った上で断っているのだよこちらは。

「だから、それも含めて不用だし、契約内容は電話で教えない」

 といってもあきらめません。あまりのしつこさに、うっかり「本物」と信じそうになりますが、詐欺師は詐欺師に過ぎません。

「他の社の契約になっていても、回線はNTTのものですから」

 は? 

「だから、他のプロバイダさんと契約したつもりでいても、NTTの電話線を使っているのです」

 って、それはマイラインだろ。

 詐欺師イセキのインチキに騙されなかった理由は、商売柄、電話とネット、その他の回線諸々と「分散」しているから。イセキの提示した「仮条件」のどれも、うちには当てはまらなかったからです。

 ただ、この手のマイライン詐欺は、相手の電話番号と住所、会社名、名前を尋ねると電話を切るものですが、電話番号は「NTT東日本」のカスタマーセンターの番号だと、受話器を置いてから分かったのですが、住所も社名も名前も告げたので、最後まで話しにつき合ったのですが、詐欺師イセキはどうにも通常のやり方では困難と判断したのか、脅迫に切り替えてきました。

「わかりました。では切り替えの工事費はお客様のご負担ということでよろしいですね」

 なに、それ? 私も経営者の端くれ、銭金の話しは確認しておかなければなりません。どういうことかと訊ねると、

「いまは一括で切り替え工事をしているが、このタイミングを逃したら、自費での工事になる。それで良いのならそう承諾しろ」

 ということ。なんだそれ、今度は押し売りと脅迫かよ。

 そして

「同意できません。突然電話をかけてきて、工事の可否を問い、その言質を取る。そんな話を誰が信じる?」

 と返すと

「自費でということですね」

 と脅迫するので

「だから、それも含めて回答できませんな」

 とのやり取りが数分間。その過程で

「じゃあ、ある日突然、ウチの電話が不通になるの?」

 イセキは言います。

「そういうことです」

 バカか。イセキは多分「電電公社」だった時代を知らないのでしょう。

 ついにイセキはあきらめたのか

「それでは書面か何かで確認したほうがよいですね」

 だから言ってるじゃんとで終了。

 イセキが告げた住所検索すると、そこは「ワンルームアパート」。そこに事務所があっても不思議ではありませんが、社名でも関係するようなところは見つかりません。

 やっぱり詐欺的営業です。

 念のため、イセキが告げた電話番号に確認すると、NTT東日本の女性が、少し舌っ足らずながらも丁寧な応対で、しかし、内容を理解するのに数分かかりました。そりゃそうです。NTT東日本にはまったく関係がない話ですから。

 わざわざ上長に確認の上、折り返し電話で「そのような勧誘はしていないし、突然電話が切れるようなことはない」との回答。

 くれぐれもマイライン詐欺にはご注意ください。

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