宮沢大臣SMバーを裏読みする

 世間を騒がせている「SMバー事件(騒動)」。感激な観劇を開いていた小渕優子前大臣に代わった、宮沢洋一経済産業相の資金管理団体「宮沢会」が、広島市内のSMバーに政治活動費を支出していたとのこと。

 庇うつもりではありませんが、それほど騒ぐことなの? と一筆啓上。

 SMバー「マザン」に1万8230円。内訳は4人で来店し、一人4千円で飲み放題とのこと。これはこの手の特殊なコンセプトの飲み屋では安い部類といってよいのではないでしょうか。私の知る限りですが、5千とか1万円とか「ちょうど」の分かりやすい数字が設定されていると記憶しています。

 そしてなにより金額の多寡ではなく、この手のお店は一般論として「口が固い」もので、例えばゲイバーなどは「噂好き」ではあっても、部外者にはペラペラと語らないと聞きます。性的にも嗜好の上でもマイノリティーは、外部に対して結束が強いものです。

 そこから「密談」の場としてはうってつけでもあります。もちろん、飲み屋で「政務調査」を批判する声もあるでしょうが、飲んで腹を割る人がいるのも事実で、仮にその対象者が「SM趣味」があったとしたら、場所のセレクトに一定の意味はあるということです。

 すべて推測に過ぎませんし、繰り返しになりますが宮沢大臣を庇うつもりもありません。しかし、「SM」という文字にエキセントリックな反応をするのも「野暮」というもので、日本の緊迫は世界では芸術と賞賛されているという話しもあり、するとこれも経産大臣としては

「クールジャパン」

 として活用すべき事例と・・・強弁するほどのことでもありませんが、なにより注目すべきは、宮沢氏の政治資金収支報告書をチェックした誰かが「マザン」という文字だけで「SMバーだ!」と発見したのであれば、ずいぶんと物知りだなぁと。

 そして私の価値観においてはこう思うのです。「この程度のことで」と。続報があるなら話は別ですが。

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