今夜、フジテレビで放送されるのが「貞子3D」(2D版)。
笑わせたいのでしょうか。笑われたいのでしょうか。
貞子に罪はありません。あるならば、
「これからは3Dだ」
と煽った阿呆どもです。所詮は娯楽です。庶民は娯楽に理解の範囲内を求めるもので、すると3Dは過ぎたるオモチャです。3Dは裏側まで意識を要求され落ち着かないのです。これはアニメオタクが現実を拒否し、「絵」にすぎない女性キャラクターに命を捧げるのに通底します。3Dの女子のこころの裏側まで、斟酌などしていられないのです。2Dなら「設定集」にすべて掲載され、モノローグで気持ちを語ってくれますからね。
さて3D。だから人は苦手なのです。いまの「3Dプリンター」の煽りも同じ。医療用など、特定のジャンルにおいて画期的になっても、一般向けではないのです。
しかし、貞子3D、から3Dの可能性を発見します。それは
「乳首」
です。女性のそれより、男性のそれです。
視聴率で惨敗続きのフジテレビが希望を見つけたのが、春夏のドラマ「ラストシンデレラ」。三浦春馬の乳首に注目したのは、コラムニストの今井舞氏。そして視聴率もそこそこ。そこで今期の月九では「サマーヌード」。山ピーの乳首をちらつかせます。
ここに3Dの可能性を見つけます。茶の間で見たいのは「アバター」のような、大パノラマではなく、1ミリ、2ミリの乳首の突起ではないかと。またそのプライベート感は、専用メガネをかけることで興奮も倍加するのではないかと。ならば他人と共有することなく、自分の世界に没頭でき一石二鳥と。
そうフジテレビと3Dテレビを救うのは「乳首」です。
ついでに3Dプリンターの一般普及も「乳首」かもしれません。
3Dプリンターを買って、専用サイトからデータをダウンロードして「乳首」・・・もとい、乳首付き、俳優フィギアボディデータの定額販売です。俳優は毎月のようにポーズを更新し、さらに俳優がビルドアップ、あるいはシェイプアップする姿をブログやニコ動で公開し、ファンを捕まえて離さないという仕掛け。
そして準備ができたら、ほぼ半裸でスキャニングしている状況を独占有料配信(ダウンロードデータ付き)します。どうです? このビジネスモデル? アベノミクスの第5矢ぐらいになりませんかね。