大阪維新の会は地方政党のまぁあれで、大阪の人が選べばよいこととメルマガなどでもあまり深掘りは避けてきました。橋下氏にしてもそう。
しかし、ここにきて「国政」がらみで動きが出たのでくさびをうっておきます。
というか維新の会が本物かどうかの「試金石」。
それが「平山泰朗」。現東京13区選出衆院議員。
「俺は民主党のサラリーマン」
と広言していた彼が当選したのは「ブーム」と足立区民の気の迷い。あるいはレベルの証明です。それは良いとして、いま話題の「小沢一郎」さんにより見いだされたはずの彼は、両者が対立した際には菅直人の勉強会に参加したりと風見鶏、いや機をみるに敏なのでしょう。で、その証明が衆院議員当選直後に週刊誌を賑わせた不倫スキャンダル。ただしく「変態不倫スキャンダル」。不倫相手と奥さんと一緒に一戦交えたいとかなんとか。ま、週刊誌情報。ただ、彼が後援会にした釈明は「ヤクザに騙された」。こんな小物を・・・というか、金銭的な見返りが無くヤクザが見逃したのも不思議な話ですが、衆院議員にはなにか得体の知れない力が働くのかも知れません。
選挙時の演説で彼が繰り返したこと「民主党です。 政権交代です。 平山たいろうです」。政策も政権批判も、ビジョンも何もありません。そばにいた民主党都議が、見かねてマイクを撮り変わりに演説したほどです。でも当選しました。そして年収2500万円(諸経費込み)を手にし、その民主党を離党しました。
で、維新の会。大阪維新の会が「政党」と認められるには、国会議員が必要で、いま現役国会議員に参加を呼びかけています。正直に言えば、平山泰朗氏が民主党を離党したときに、長崎の田舎に帰って実家の旅館をついで、奥さんが切り盛りしているネットショップの発送の手伝いでもしながら、県議会議員などに寄生するのかとみていました。元衆院議員、しかも「東京がえり」となれば、田舎でのブランドは絶大です。実際、彼の凄さは永らく民主党を応援してきた後援者が見限るほど、人望がないのです。
しかし、そんな平山泰朗氏を当選させた足立区民です。彼が「大阪維新の会」という制服を身にまとったときに、本人が誰かわからないまま当選する可能性も生まれます。そこまでバカではないと信じたいところですが、平山泰朗氏からすれば当選確率ゼロからは脱出できます。なにより現役国会議員です。
そして注目すべきは平山泰朗氏を維新の会が受け入れるか否か。彼らの正体を見定める最初の試金石になるのであれば、彼を選んだ足立区民も多少の罪滅ぼしができるのではないかと。