ハリーポッターと賢者の石

 意外というと失礼な話しですが、面白かったのが

「ハリーポッターと賢者の石」

 細部に突っ込みどころはありますが、なにせ「1巻」で、伏線と
なる可能性を期待すれば文句なしの出来でした。

 たしかに児童文学の枠に収めるのはもったいない話し。

 ・・・というか、こうした海外の文化を下敷きにした物語を
もっと日本の子供も読むべきだと唸りました。例えば

「新学期」「クリスマス」「親子関係」

 平たく言えば「文化の違い」。

 しかし、通底する「愛情」。魔法使いと人間という極端の舞台設定
があるからこそ浮き彫りにされる「人間(子供向けのレベルとして
ですが)」を感じることができるのです。

 そしてもうひとつ。

 ハードカバーの厚さ。しかし、文字(の級数)はおおきく、行間
はゆったり、紙は厚いので、すんなりと読み終えることができ、
読後に本をテーブルにおいたときの「達成感」は読書好きにして
くれることでしょう。

 春休みはもうすぐ終わりますが、映画版を見た方も是非。

■ハリーポッターと賢者の石
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