ある日、営業先から会社に戻るとマッキントッシュがありました。
それも2台。そして常務が言います。「買ったから」。
それが私のビジネスでのマックとの付き合いの始まりです。
当時はDTPの普及期、廉価版(といっても一台一式100万円)が
出はじめた頃で、儲かるという皮算用で導入したのですが、遊びで
使ったことがある程度で、フォントの設定もメモリ管理もわかりません。
iPhoneやiPad、あるいはiPodでマックに触れた人には想像も
できないことですが、当時のマックは「クセ」が激しく、外部
装置の相性によっては動かなくなることもしばしば。解決には
知識と経験が求められてのです。
私は「コンピュータ」ができるという触れ込みで、中途採用され
たのですが、使えたのは「NEC PC9801シリーズ」で、OSは
MS-DOS。ウィンドウズは「1.0」を三菱製のワークステーション
で触ったことはある程度。ただし、これはすぐに覚えたのですが、
マックは専門外でした。しかし、役員から見れば
「どっちもコンピュータ」
儲かるという欲目に衝動買いして、買い与えられたのでした。
■売れる理由はおにぎりとガム。社員に責任転嫁する「ニーズ0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/085/index.html