超古い自民党。昭和の派閥至上主義の自民党復活

 里帰りする人もいるでしょうし、地元でノンビリ過ごす人も
いるでしょう。その時こそ「地元立候補者」を見るチャンスで、
判断材料を提供したいという狙いです。

久々に述べますが、本稿の目的は

「考えようよ」

上から目線で天下国家を論じて悦に浸るモノではなく、考える
材料やツールを提供して読者の皆さんがそれぞれの答えを出す
ことを期待するモノです。

そして選挙です。
結論から述べましょう。比例代表なら雰囲気=風で選んでも
いいでしょう。政党政治、または二大政党制となっても風は吹き、
分からない時は何となくで選んだ党にいれるのもありです。

しかし、小選挙区制である限り、立候補者の「人」を吟味して
投票してください。何となく自民党は嫌いだから別の党へ・・・
という「気持ち」は分かります。

それではこんな話をどう思うでしょうか。実話です。

とある首都圏近郊都市の話です。都市部だけあり便利ですが、
都会のイメージと比較すると片田舎のイメージ逃れられない
地方都市です。

そんな土地柄か「保守票」が強いにも拘わらず、先の地方議会
選挙では政権交代を狙う某野党がワンツーフィニッシュを決めま
した。トップ当選をした某野党立候補者の地元での評判は芳しく
なく、高評価を下したのは候補者を余り知らない人たちで、これ
など「風」によるです。

しかし次の衆議院選挙となるとそう甘くはありません。なぜなら
保守政党からの立候補者は大臣経験もあり、テレビ主演もする
現職(マスコミ的には前職と表現するのが正しいのですが)で
後援組織もしっかりできています。

保守党も某野党も立候補者は党の「総支部長」を名乗るのですが、
保守党のそれは組織があり運営されていますが、某野党は名前だけ
です。

また某野党の立候補予定者は「落下傘」で地元に縁もゆかりも
なく、さらにはイケメンにはほど遠く話題性もありません。

と、いった点からも保守党が圧勝かと思いきや、吹きすさぶ逆風に
実績も知名度もある保守立候補者は盆踊りをはしごし事前の

「ご挨拶」

に余念がありません。

某野党地方議会議員の当選を祝い、地元の若手経営者が集い
ました。そこには衆院立候補予定者も同席します。歓びの宴のなか
みなの関心は間もなくに迫った衆院選です。保守が強い中、
この「風」にのればと誰もが期待しています。

さてこの落下傘。盛り上がる宴の中、何をしたでしょうか。

1:応援をヨロシクといってビール片手に参加者の挨拶回り
2:いま、日本国に必要なこと! と立ち上がり演説をぶつ
3:実はね・・・と、某野党の裏事情をリークし始めた
4:手酌でビールをひたすら飲んでいた

答え「4」。誰も相手にしなかったのではありませ。輪に入ろう
ともせず終始自分のペースでビールを飲み酔っぱらって帰って行っ
たのです。40前の若手で、参加した若手経営者は40オーバーで
多少の親交はあり年齢の序列は互いに知っています。

この立候補予定者は応援演説の際も、やる気を感じず、ただ
なんとなく立っているという雰囲気を隠すことはありません。

この時の参加者が後日、某野党関係者に話を聞きました。

「あれで大丈夫なの?」

関係者は悔しそうに言います。

「実は・・・比例名簿の上の方に名前があるという噂で」

つまりこういうことです。
某野党の小選挙区立候補者で「落選予定者」は重複立候補で
比例名簿の上位に名前がアリ、今の「風向き」からすれば、
小選挙区で落選してもゾンビとして復活当選できるという目論見
があり、だから今さら、地元の若手経営者にいまさら媚びを売る
必要などない・・・そこまでの思慮もないのかもしれませんが・・
ということです。

某野党に吹く風が地元に愛着も情熱もない議員を誕生させます。

私は落下傘立候補者自体は悪いと考えていません。しかし
それは「党」がしっかりとしている前提においてです。

先日、東京北東部をぐるっとクルマでまわってみると、
あるところでは「岡田」、しばらく走ると「鳩山」で、地元の
隣町(数十メートルですが)では小沢が立候補予定者と並び
ポスターになっています。

民主党は誰の党なのかと首をひねり、

「こいつが地域の代表となる」

と考えると、私はやっぱり消去法的自民党支持なのでした。

お盆休みは皆さんの地元の立候補者をよくチャンスですよ。

ついでにひとつ述べます。

鳩山民主党代表は「総理後」は引退すべきだと言います。
さて民主党政権誕生の暁に、故人献金やイデオロギーの違い
などなどから退陣となれば彼は引退を余儀なくされます。

すると残るのは「小沢チルドレン」が多数派となった民主党。

で、これを私はこう呼びます。

「超古い自民党。昭和の派閥至上主義の自民党復活」

そして我らが太郎ちゃん、もとい麻生総理は最後のチャンスカード

「靖国参拝」

をみずから捨てちゃいましたからね。やっぱりお坊ちゃんは
喧嘩が下手です。鳩山もそうですし、小沢も・・・彼は選挙と
謀略は名手かも知れませんが、

「やい、表に出ろ」

という喧嘩となるといつのまにか消えています。

で、今日も呟きます。やれやれ。

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