立派な人はみんな戦争で死んだ

小沢のいっちゃんには否定的でした。
でるなら「年金未納三兄弟」のあたりで、その後、民主党の
人材不足につけ込むような形での登場の仕方に「正義」を感じなかっ
たことによります。

もちろん、政治に正義を求める青白さは認めますが、しかし、
自民党と主役交代を目指すなら徹底的なベビーフェース(プロレス
等の善玉のこと、反対の悪役をヒール)をと。

そしてこちらも根回し充分の昭和の政治を体現し、且つ、未納問
題でとっとと逃げ出した福田さんなどを支持する気もさらさらあり
ませんでしたが、まぁそれしかなかった間接責任を私たち国民は
背負わなければならず、良し悪しはともかく結果が出るまで感情で
の批判は避けてきました。

逃げ癖は習性です。なかなか治らない性根といってもよいでしょう。

この国全体の「性根」が腐ってきているとお嘆きの方が増えてき
ています。

特に若者を中心に批判の矢面に立たされていますが、その論に
一定の理解を示すことはできても、それは若者の特徴でもある

「思慮が足りない」「経験が足りない」「知識が足りない」

ことが理由だったりすることを差し引けば、私たちが歩いてきた
道でもあり、若者だからという理由に頷くことはできません。

全てを満たした若者なんていませんからね。
だから彼らには失敗する権利と義務があるのです。

あえて若者に苦言を呈すのであれば、もっと失敗しなさいと
いうことぐらいでしょうか。

性根は改めることができます。若ければ若いほど。
逃げても解決できないと立ち向かうことで見えてくる世界が
そこにあるんですよ。

・・・コホン。自己啓発ものでないので軌道修正を。

小沢一郎民主党代表辞任について大騒ぎしています。

彼は記者会見でメディア批判をしました。
朝日新聞と日経新聞を除いて。

小沢一郎サイドにたった朝日と日経はいいけど、他は事実無根で
けしからんということです。

当初批判派に廻っていた読売新聞などの若干の色分けの違いが
ありますが、これは前首相の

「安倍バッシング」

の報道陣営のネガとポジの関係に見えるのは私の乱視の故でし
ょうか。

メガネをかけてみると安倍バッシングの舞台裏で暗躍していた
人がうっすらと見えてきます。

策士策に溺れるのように、メディア操作はしっぺ返しを食らう
ということではないでしょうか。

そして今回、無理をおして書きつづっている最大の理由が

「卑怯者を引きずり出せ」

ということ。

今回の「大連立」で当初から報じられていた「報道関係者」の
実名に触れる報道はなぜかタブーのようになっています。週刊誌は
近々取り上げるでしょうが、テレビなどは及び腰です。

昨日の産経新聞によれば大連立の仕掛け人は

「渡辺恒雄」

読売新聞グループ本社 代表取締役会長・主筆。とのこと。

福田・小沢のどちらが持ちかけたかについては「密室談合」の
常として藪の中の水掛け論です。

それに両者の顔を立てるとするなら、福田自民党が水を向け、
小沢民主が有利な条件とともに握手を求めるというのが、落とし
どころというシナリオだとみていました。

法案を通していくための自民党と、政権政党の橋頭堡にしたい
小沢民主の妥協の産物として。

取り持ったのがフィクサー気取りのご用聞き政治記者あがりの
渡辺恒雄さんという図式です。

念のため添えておきますが、渡辺恒雄さんを揶揄するものでは
ありません。政治屋さんのご用聞きをして走狗となっていた
エピソードは日経新聞に掲載された「私の履歴書」で、ご自身が
語っていたものを参照しました。

以前にも

「一線を退いたじいさんの回想録ならともかく、
現役メディア主筆が語ることではない」

と指摘したものです。

力不足だったのか人望のなさか、小沢さんは民主党の
説得に失敗しました。

渡辺恒雄さんと小沢さんの間にどんな話があったのかも、
これまた黒幕の向こう側です。

しかし、黒幕からこちら側に

「小沢が持ちかけた」

と情報がリークされました。リークしたのは誰でしょう。

情報源の秘匿は取材者のもっとも守らなければならない原則
です。少年の供述調書が問題とするならば、今回のリークは
当事者からのリークの可能性があり、報道に携わるものとして
もっともやってはならない行動でしょう。

放火犯が火災報道をするようなものです。

自分を裏切ったと怒り心頭に発したのかも知れませんが、
そんな力不足な人を見込んだ自分の眼力を恥じるべきで、思い
通りにならなかったからと舞台裏をぺらぺらとしゃべり、自分
は表舞台に出てこない人をこういいます。

「卑怯者」

と。
自らが「報道機関」の責任者という一線を越えて政治介入し
たことも間違いですが、仮に「憂国の士」としての行いなら
表に出て謝罪し、その上でしかるべき処分を自らに科すべきで
はないでしょうか。

自らは安全なところにいて、ちょっかいをだし気に入らなけ
れば配下の報道機関を使って攻撃をする。

その卑怯ぶりはというと「ぶってぶって姫の間男」や、元
横綱の実業家の妻の火遊びを売名道具にして炎上した男よりも
卑怯です。

産経新聞で報じたこと、その後読売新聞が報じたことが本当で
あるという前提ですが。

「性根が腐っている」

若者ではなく年寄りの方が深刻です。
自らを省みる柔軟性がなく、一方で相応の権力を振るうことが
できるからです。

昭和の頃、とある老人から聞いた話です。

「立派な人はみんな戦争で死んだ。
今偉そうにしている連中は死ななかった奴らばかりだ」

21世紀の今、噛みしめてしまいます。

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