官僚批判に欠けている視点

現役大臣の時に貝割れ大根を食べてトラブルの際は

「食べるブーム」

を作ったカイワレ管ちゃんこと菅直人さん。今度は突撃ブームに
新規参入するのでしょうか。ならば是非にと願うのが

「突撃! 隣の晩ご飯(料亭編)」

シャモジをもって突撃してくれる日を夢見ています。

まぁ民主党のパフォーマンスですが、役人体質を白日の下に
晒すには良かったのですが、一番の問題は彼ら「官僚」は自浄能力
をもっていないことです。

私が微かに民主党に期待するものがあるとするならば、

「政権政党になった暁の官僚改革」

でしょうか。非現実的ではありますが、しかしこの国を憂うなら
ここが最悪の元凶という事実から目を背けてはならないのです。

あ、ちょっと格好つけすぎましたかね。
平たくいえば反省しないサルをどうにか調教しなければならない
というと「お役人様」に失礼でしょうか。

ただね。
同じことを繰り返すという意味で「サル」と重ねたのです。

ほら、思春期の頃にまことしやかに語られた

「サルに●●●●教えると死ぬまで・・」

というあれです。同種のものではラッキョやタマネギを渡すと
最期まで皮むきをして食べられないというものもありますが、
サルはそこまで馬鹿ではないと。

昨日の「突撃管ちゃん」で「名刺も出さない役人」が、

「ここからは入れません」

と体を張って抵抗していましたが、あれがセキュリティや個人
情報保護ではなく

「隠蔽体質」

の発露だということを私たちは学習しています。してますよね?
しかし、相も変わらずコキ続けている・・・臆面もなく茶番を
演じられる厚顔さが官僚様に欠かせない資質です。

そして民主党のパフォーマンスを残念に思うところが、悪くは
ないのですが、ああいう派手なことをすると役人の個人攻撃的な
「国民感情」が芽生えてしまいやすく、国民をミスリードしてし
まう危険性があることです。

矢面に出てこない役人が一番悪質なのですから。

長野県の「田中知事」の「二つ折り名刺事件」を思い出せば、
そのありようが見えてくるのではないでしょうか。あれ以来、
携帯電話の「二つ折り型」がトレンドになったという・・・嘘
です。

伏魔殿の奥に隠れる連中の忠犬を叩いても意味がないのです。

サルの次は犬かと、あとは雉を桃太郎の完成ですが、忠犬には
幾ばくかの「リスペクト」も込めていることを添えておきます。

それは組織人は個人の信条よりも組織の利を優先しなければ
ならないことがあるという意味においては、尊敬の対象となる
ということです。

一般的な官僚批判に欠けている視点はここです。

こういう「滅私の人」の存在が、内向きの求心力を生み出し
組織を堅牢にしてしまいます。組織の外側から見れば、そもそ
もが間違えているとしても、「人として尊敬」の部分が忠犬遺
伝子として受け継がれてしまいます。

それをサルたちが利用します。
ことがおきるとワンちゃんが吠え、唸り、組織の敵へと
飛びかかり傷を負っても、サルは無傷です。

役人は組織に尽くすのではなく国家であり、国民に尽くす。

これが「本筋」であり、急務の「官僚改革」の基本です。
組織ではなく「国家」に尽くす姿勢を評価する体質や体系に
しなければいつまでも同じことを繰り返す・・・のですが。

ところが・・・これは何度も見た光景です。

「守屋事務次官の疑惑」

ではなく、こういった不祥事が

「退官後にリークされるがそのネタ元はだぁれ」

ということ。全てを知っているのは組織の内側の「現役」で
退官後の影響力を排除するため・・・という「噂」は外務省の
時も大蔵省の時もありました。

告発により退官後の影響力を排除しました。
が、その省庁の自浄作用が働いたケースを見たことがあった
でしょうか。

繰り返されるのは義憤に駆られたことではなく、単なるボス
ザルの交代劇に過ぎず、自然界の法則の如く繰り返されている
証左です。

つまり人知によるものではなく人間という「動物」の本能で
・・・だからお役人様を「サル」呼ばわりしたのです。

一所懸命仕事をしているお役人様はいらっしゃいます。
こういう批判を書くと反論があることもあります。

もちろん、その方々への感謝の念はもっています。

でもそれは美味しいラーメンを出してくれたラーメン屋さん
へのそれと同じです。

だって、一所懸命仕事をしているのは民間では当たり前の
話ですから。

次期政権を狙っている民主党。
苦しい立場のデフェンディングチャンピオン自民党。

どっちゃでも結構。

「官僚の抜本改革」

をマニフェストにいれて欲しいものです。

・・・が、そうした瞬間に霞ヶ関のサル山から、党の不利に
なるネタが流出してくるんですよね。

だからそこで役立つのが「報道」なのですが・・・期待でき
ないのが悲しいところです。

丸の内・銀座エリアの再開発を諸手を挙げて報道しているよ
うではお話しになりません。これについては近日、掘り下げる
予定でおります。

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