相撲はスポーツという妄言

テレビ朝日系の痛い番組はいつものことですが、かの新聞の
影響からか「人権」に関しては非常に敏感です。

昨日「涙の謝罪、沢尻エリカ」で一名を馳せた朝のワイドショーは
絶好調の追い風の中飛ばします。

スポーツライター二宮清純さん、大谷昭宏さんがおのおの考えを
表明しますが、彼らの「前提」は相撲がスポーツということ。

馬鹿をいっちゃござんせん。

相撲は神事を由来としますが「興行」です。

かけっこの親戚の100m競争でもなければ、ストリートファイト
より洗練されたボクシングとは「系譜」が違うものです。

イルカと鮫のようなもの。流線型のボディの海中生物でも魚類と
哺乳類のような違いです。

いうなれば歌舞伎や能、狂言に近いのです。

だって横綱の土俵入りでも化粧まわしでも「伝統美」というじゃ
ありませんか。

「芸事」

の世界は師匠が白といったらカラスも黒いもの。

俗世間とは一線を画す異世界です。

更にいえば、その「異世界」に飛び込んだのは奴隷商人に売られた
のでなければ、生まれながらの「身分」でもありません。

自由意思です。

どうしても相撲が好きだけど、部屋や相撲協会のやり方について
いけないのであれば、アマチュアでも草相撲でも

「自分で団体を作る」

ことだってできる自由の中から、理不尽な相撲協会の相撲を選んだ
のではないでしょうか。

何度もいっておりますが、暴行を諸手を挙げて賛成しているのでは
ありません。お天道様に見られて恥ずかしいことはしてなりませんし、
裁かれるべきは裁かれなければなりません。

が、しかし。興行と競技を一緒くたにする議論は陳腐で幼稚で
安い正義感としかいいようがありません。

・・・興行だから八百長だって?
いやいや、「即興芸」や「アドリブ劇」の演者はギリギリの真剣
勝負をしているということです。

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