甘えようとして、そしてあやした

一昨日、徒歩1分そば屋でお昼を食べました。
同じく近所の自動車工場の社長とお店のおばちゃんとの会話。

「この事件ってなんだったけ」

光市母子殺害事件のことです。

各種報道で「死刑か無期懲役か」で取りざたされているあの
裁判の報道を見てのことです。事件の記憶が薄れています。

ミヤワキの首の上に載っかっている少し接続不良のフラッシュ
メモリーに記憶している事件のあらましです。
しかも当時のワイドショー。
記憶違いがあったらゴメンナサイ。

母子を殺したのは18才の殺人犯。
配管工事の仕事をばっくれて事件の起こった団地内を物色。
ウロウロしている殺人犯が目撃され、「強姦相手」を探していた
のではないかとレポーターの推測。

理由は仕事をばっくれたのに「作業服」を着ており、被害社の
お宅へは「排水検査です」とあがりこんだことから当初から計画性が
指摘されていました。

目的は性欲を満たす強姦目的。その為の物色。
若くて綺麗な被害者は加害者の意図したところ。

当然ですが抵抗します。
そして、

「やりにくいな」

じゃぁ殺してからやればいいや。
とぎゅっと首を絞めて殺害。

そしてしっかりと目的を達成しました。
被害者の体内から「体液」がでたと続報も。

母の異常事態を察知したのか、お腹が空いたのか泣き出した
幼子を

「うるせなぁ」

と畳にたたきつけた後、首を絞めて殺害。

躯となった幼子は天袋、母は押入に。
テーブルにあった財布を「駄賃」としてばっくれ。
その後、駄賃でゲームセンターで遊んでいるところを目撃。

事件から4日後、逮捕。

・・・・正直、殺された方のことを考えると綴って良い物か
考えたのですが、「ネットで検索」をすると、報道のコピペや

「事件を知らなかったのですが」

というブログがあまりにも多く、また街角でも風化しつつ
あるので「当時の記憶」のままに書くことにしました。

とくに最近の報道では単なる「少年による母子殺人事件」と
いう歪曲報道まで見かけるようになりましたので。

事件が起こった1999年。ブログはまだなく、今積極的に

「ブログってる世代」

を20代前半と仮定すると、小学生から中学生。
ネットで検索するという記憶の怖さを改めて感じます。

私の接触不良のフラッシュメモリーのせいで、現在、殺人鬼の
弁護を勤める方々21名の導き出した「事実」とのずれはご勘弁く
ださい。

彼ら弁護士の主張をまとめると

1:殺すつもりはなかった。(幼いときに母親を自殺でなくして
愛情に飢えていたので)甘えたかった。
首を絞めたのも騒がれたので口を押さえようとして手が滑った。

2:赤ちゃんは叩きつけてはいない。
赤ちゃんをあやすつもりで首にひもを掛けちょうちょ結びを
してあげたら、絞まっちゃった。

そして秀逸なのが殺害後の強姦については

「死んだ後なので強姦には当たらない」

という主張です。1の理由で殺人ではなく過失致死、2でも
同様で殺意を否定。そして強姦ではないといいます。

・・・まぁ多くの方が書いているので、私がいうこともなく、
更に法律の専門家でもないので、死体損壊や強姦致死といった
罪はどうなんだいなどとはいいませんが、私見としたいいます。

「アタマおかしいんじゃない」

主任弁護士を勤めている「安田好弘弁護士」は人権派で且つ死刑
反対の立場の方で、かつては松本智津夫の弁護にもついておりました。

そこから色んな批判があります。
ただ、いいたいことは私も沢山ありますが、弁護人という立場か
らすれば彼の取っている行動、痛いほどムリがあるなぁと社会常識
からかけ離れた主張をしたとしても

「それが彼の仕事」

だということです。

また、「死刑廃止」という思想をお持ちだということがクローズ
アップされますが、一説によれば

「他の弁護士が逃げる仕事の吹き溜まり」

になっているという話しもあります。

同情するワケじゃありませんよ。決して。
私は法の正義よりも社会正義が上だという思想を持っています。

法律で決まっていなくても、エレベーターを先に下りたら、
他に下りる人がでるまでエレベーターの扉を押さえ続けるように。
常識やモラルとも重なりますが、法に明記されていなくても守ら
なければならないことがあるという思想です。

その思想から、

「誰も弁護人にならない裁判」

があったって良いとさえ考えています(現実にはありませんが)。

現在示している彼ら21名の弁護士の主張が庶民感情を逆なでする
主張をするのは「法律というゲームのルール」に則ってのことです。

まぁ語弊があるかも知れませんが、ニッポン放送株を時間外取引で
入手した手法とも重なります。

そして餅は餅屋。法律は法律屋さんの仕事。

だから私は「当時の記憶」をもつ庶民として語ります。

「首にひもを掛けてちょうちょ結びにすることをあやすという奴など
みたことがない」

しかもその子の母を殺して犯しておいて。

甘えたい。
なら、「配水管の検査です」とわざわざ会社をバックレたうえで
制服を着ていくでしょうか。

1ピコリットルも安田弁護士達の主張を理解することはできません。
のうのうと主張する様に激しい怒りも覚えます。

しかし、同時に「法を弄ぶ人権は弁護士の論理」にはまっている
大メディアにもいらだちを覚えます。

彼らの主張を一言で一蹴するなら

「んなこたぁない(タモリ風)」

これはブラックユーモアでしかありませんが、仮に無期懲役とな
り非道な殺人鬼が数年後に娑婆に戻ってきて、21人の弁護士の身
内の誰かを

「甘えようとして、そしてあやした」

時に、どのように弁護するのかを夢想します。

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