脆弱な社会インフラ(片山祐輔被告を擁護した人々とネット社会 その1)

 ネットを礼賛する人は、その普及により、より民主的な社会が訪れ、すなわち平和になるかのように語りますが大嘘です。人間の真実と向き合わない、空想の世界の妄言です。

 事実を持って語るなら、ネットの普及が社会の混乱に拍車をかけているのはアラブの春以降の中東の混乱を見るまでもありません。また、民主主義と平和は同義語ではありません。

 電子メールに、ネットからのレストランの予約、アマゾンでのネット通販など、Webのメリットは否定しませんし、正しく活用すべきでしょうし、現在の社会インフラが継続する限り、この便利を捨てることなどできないでしょう。

 ただし、現在の社会インフラは脆弱で、この夏、西日本でだされている節電要請のように、予備電力の選択肢が少ない、いまの日本では電力不足どころか、電力停止は明日の不安ではなく、5分後に訪れるかも知れない現実です。

 電気が止まればネットは止まります。電気が止まれば機能を停止する信号機を「計画停電」で確認しており、大動脈の信号が機能不全に陥れば、交通網は混乱します。交通網が混乱するとは、物流網のそれと同義であることは、この冬の大雪でコンビニからパンが消えた事例を引き出すまでもないでしょう。

 高度に機能化された現代社会において、電気の喪失は、すなわち社会機能の停止を意味しますが、電力確保への現実的な議論をネットで見つけることは困難です。

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