自己弁護の達人(片山祐輔被告を擁護した人々とネット社会 その5)

 片山祐輔被告は弁護士に「サイコパス」と語っています。だから嘘をついてしまう、と。サイコパスに認定されるレベルの嘘つきなら、自分が嘘をついたことに気づかないはずですが、わたしが危惧するのは、今後、サイコパスを理由に単なる嘘つきが、自分を病気のように振る舞うことです。

 PTSDと同じく、重病名称のデフレ化で、その実態はメタボ健診と同じく、病気認定の拡大で、これは精神科医と患者ともにメリットがある共犯関係で、一度路線ができると回収は不可能です。そして本当にその病名に値する人の負担を重くするのは「ウツ」と同じ構図です。

 片山祐輔被告は学生時代、いじめられていたと告白していますが、嘘つきがいじめられるのは、子供社会では当然のことですが、全てのいじめは悪という最近の倫理観が、彼に自省を与えるチャンスを奪ったのではないでしょうか。

 いじめを肯定しているのではありませんし、理由なくいじめられる人もいますが、いじめられる理由があり続けるタイプの人種もいるということです。

 彼の発言を見る限り、自尊心に溢れながら卑屈さが滲み、ある種の分野における能力の高さがありそうにみえますが、ずば抜けたものはなさそうで、社会に迎合したい欲求を抱えながら、ありのままの自分を受け入れない社会を小馬鹿にすることで、プライドを守ろうとしている・・・とは、見た目からの印象に過ぎませんが、ネット社会に拡散される発言から、同じ匂いのする人種を探すことは、決して困難な作業ではありません。

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