あなたは差別を認めるのか

 当事者にとっては敏感に感じ、部外者にとっては気にもならない
ことってあります。

過剰な人権擁護派にとっては

「いやと思う人がいる以上配慮する必要がある」

といいますし、「そこまでは無理」という人もいます。

以前、ご指摘いただいたのですが

「片手落ち」

という言葉に

「片腕のない人が不快に思うことがある」

とありました。
もちろん、「本来の意味」の片手落ちは不公平やバランスの悪い
ことをいうのですが、「言葉狩り」の対象になっているようです。

■「片手落ち」はこのページに詳しいのでどうぞ。
http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/katateochi.html

ウィキペディアで「差別用語」を調べると、もう酷い状態です。

「童貞」

も差別用語だそうです。
チェリーボーイと呼ぶのでしょうか、それとも

「非異性間性的交遊経験者」

と呼ばなければならいのでしょうか?
それとも「童貞」の定義には「同性間性行」もいれなければなら
ないのでしょうか?
だったら処女は?

尊称であった「坊主」もダメです。

チャイナは良くてもシナはだめ。ちなみに毛唐チックにアルファ
ベット表記するとどちらも「China」。
もちろん毛唐も差別用語。

お百姓さんも用務員のおじさんもだめで、「正しく」は

「農業従事者」に「校務員」

です。
公立学校なら「公務員の校務員」となります。

言葉は文化の結晶で、発祥に差別があったとしても、だからでき
た言葉であればまさしく文化そのものであると思うのですが。

歴史の文脈を無視して言い換えることが何につながるのか。

「相手が不快に思う以上はやってはいけない」

もちろん、これ以上はない正論ですが、

「こちらが不快に思う相手の主張を飲み込まなければいけない」

のでしょうか?

・・・ご近所さんとの歴史認識問題と相似形に見えます。

ただ、こういう話しをすると

「あなたは差別を認めるのか」

とキャンキャンいわれることがあります。

こんな時には問いかけるようにしています。

「差別ってなんだい?」

色んな主張があるでしょうが、これを一言でズバリと言い当てた
のが

「堀江貴文被告」

です。

「金で買えないものは全て差別につながる」

歴史で倣った江戸時代の「士農工商」も差別用語になっていると
のことですが、江戸時代は

「身分を金で買う」

ことができました。
幕末の志士達の「ルーツ」を辿るとすぐに分かることです。

金で買えない既得権益が幅を効かせている現代のほうが、差別の
多い時代になっているのかも知れません。堀江流解釈では。

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