ノーパンしゃぶしゃぶの夢よ再び

 ロシアへの注目ポイントで書き忘れていたのですが、モスクワの
帝王「プーチン」の任期は2008年まで。ロシアの憲法では
大統領の任期は2期まで、プーチンさんもこれを守ると表明してい
ますので、これで「引退」となるのですが・・・。

はてさて。
ソ連時代の腐敗政権ぶりがそのまま置き換わっただけの状態に
なりつつある現状、「次期帝王」もとい、「次期大統領」の座に着
くのは

「どういう経緯で誰がなるか」

に注目です。もしかたら、また新しい歴史の目撃者になるかも
しれません。そして、居酒屋で

「ウンチク語り」

が趣味の方は、今からロシア周辺情報を集めることをオススメし
ます。

ほら、あの「ホワイトナイト」だとかを得意げに語っていた人達
のように。

冗談はさておき本当に注目しておかなければなりません。
その為にも今こそ、モンゴルと台湾ともっと仲良くしなければ
ならないんですがね。朝青龍も優勝しましたし。

私は朝青龍が結構好きです。

品格に若干の問題がありますが、あの風貌が相撲絵巻にでてくる
かのようで、特にあの一重(奥二重でしょうか?)が力士! って
感じで絵になるからです。

世界的には一重は少なく、東北アジア人特有といわれております。
※北東アジアが一般的に流通していますが、東南アジアなら
対をなすのは「とうほぐ」だろうと東北としています。
一節によると外務省の誤訳と。

私が聴いた「諸説」では、氷河期の頃シベリアの凍土で定住する
には瞼の上に脂肪を溜めている方が、

「眼球が凍りつきにくい」

という進化の過程で身についたものであるというものと、もう
一つは、ゴビ砂漠などを移動する場合、目にゴミが入りにくかった
為に一重になったというものですが、どちらもの共通するのが

「進化」

ということ。
つまり、一重の人は二重の人より進化した遺伝子をもっていると
いうのです。

そして「禿げ」というのも進化の過程で得たものだといいます。
それは殆どの動物は全身を体毛に覆われており、人間は進化の過
程で

「不要な毛を捨ててきた」

ことにより、今の姿を手に入れたからです。
だから、頭部を危険から守る必要がなくなった現代では

「頭髪なんていらない」

という「進化人」という論理です。
ま、ハゲについてのこの論は酔っぱらいの禿げオヤジが自慢げに
語るので聞いた人も多いでしょうが、なるほどの論です。

海外では頭髪の有無よりもその人の中身のほうが重要なので、
日本で発達した理論かも知れません。

さて、人類も含めて全て「進化」しているという希望を持ちたい
ものですが、実はペシミスト的な見方をすると、人類はどんどんと
退化していっています。

これは明日全国発売の

「Web2.0が殺すもの(宮脇 睦/洋泉社)」

でも触れていますが、コンピュータの発達、そして特にグーグル
などの検索エンジンを多用するライフスタイルの浸透により、生産
性の深刻な低下を招いているのです。

分かりやすいところでいうと、昭和の詰め込み教育を受けた世代
なら、ちょっとした二桁のかけ算なら学生時代にはすぐに計算でき
ました。もちろん、得手不得手での時間の多少はありますが、でき
る人が殆どでした。

今はゆとりでどうなっているか分かりませんが、それでは社会人
になった今、どうでしょう? できます?

電卓を使わずにですよ。もちろんグーグルの計算機能も使わずに。

そして、今「友達」の電話番号って暗唱できますか。

携帯電話が普及する以前は、取引先や友人、恋人はモチロンとし
て結構、電話番号って覚えているものでした。

ところが今はどうでしょう。
Web2.0と便利さを喧伝しても、それによってより不便になり、
退化して失われているものはもの凄く多くあります。

詳しくは拙著に詳しいのですが、ネットで転がっている情報とい
うのはかなり偏っていますし、特定の

「ネットの中で声の大きい人」

の意見に流されていることはあまり知られていません。

いずれじっくり紹介したいと考えているのですが、これらは明治
維新以降の

「富国強兵」

的な流れをずっと引きずっており、

「新しいものは常に正しい」

という幻想からまだ目を覚ましていないことによるものと見てお
ります。温故知新という素晴らしい「先人の教え」があるんですが。

今日より、明日と世の中は良くなっていくのかと思えば、実は
そんなこともないことは、みなさんうっすらと気づいていることと
思います。

「グレーゾーン金利廃止」

が話題になっています。
ニュースに詳しいので、他のブログやメルマガのように

「引用というパクリ」

はしませんが、大方の論調としては

「サラ金の金利が高いので下げさせろ」

という正義ベクトルです。

私は反対です。
グレーゾーンとは利息制限法と出資法の狭間の金利ですが、そも
そも金利に上限を設けることが良いことなのかに懐疑的なのです。

サラ金(消費者金融)の金利は高すぎる。

これにより多重債務者が増えて・・・という議論があります。

ちょっと待ってください。
借りる人が悪いのでしょうか、貸す人が悪いのでしょうか。

それともう一つ。

「税金で助けて貰って金を貸さない銀行」

はどこに属するのでしょうか?
サラ金で金を借りる人は

「銀行が金を貸してくれない人」

か、

「銀行が金を貸してくれるまで待っていられない人」

です。
多重債務とまでなれば「貸しすぎ」の批判がありますが、同時に

「返さない人が返せない人になる」

ことへの議論は棚上げです。
さとせのサ行変格活用です(念のため、洒落です)。

過激な取り立てが問題に取り上げます。

これは「過激な取り立て」の「過激」が問題であって、金利は
関係ありません。罰則を強化するなら、過激な取り立てをしたら、
サラ金業界から追放される位を打ち出せばいいのです。

但し、これも現実的ではありません。

御存知でしょうか?

「開き直る借り主」

の悪質さを。

大岡裁きをするのなら、

「過激な取り立てをしたら厳罰。
返すチャンスあったのに返さなかったことが立証されたら詐欺罪。
銀行が正当な理由もなく貸し渋ったら営業停止」

という三方に配慮することが「世の中を良くする」為には必要で
はないかということです。

政治屋さんというのは自分の利権だけでなく、意外と「現実」を
知っています。

実話誌のネタではありませんが、アンダーグラウンド絡みの情報
も掴んでいる人がいるので、今以上にサラ金を締め付ければ、

「闇金に食い物にされる普通の人」

が激増することは目に見えています。
闇金は法律の外側にいる人ですから。
遠い親戚が借りても、惨い場合には隣家の借金だって取り立てます。

しかし、その「サラ金=悪」という図式の前に、思考停止されて
このままサラ金の営業しにくい状態になりそうです。

・・・そして、銀行、その後ろに天下り官僚が笑っています。

担保主義を取り、

「絶対に返してくれる人に金を貸す」

ことが当たり前で、それ以外に資金調達の手段がなくなれば、
また銀行の天下がやってきます。

サラ金規制、グレーゾーン金利の撤廃という美名のもとに、

「大蔵省の亡霊」

が、またぞろ金の臭いをかぎつけてウロチョロしております。

人類の歴史は決して「進化」だけに向かっているわけではないこと
を再確認すると見えてくるものが沢山あります。

ミラーマンが懲りなかったように、

「ノーパンしゃぶしゃぶの夢よ再び」

ってところでしょうか。

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