マックナゲットの異物混入は宝くじと同じ

 マクドナルドのチキンマックナゲットから異物が発見されたと大騒ぎ。率直な感想を述べれば「騒ぎすぎ」。だって、外食にはそのリスクがあるもの。

 中国産の「毒餃子」は論外として、異物混入はゼロには絶対なりません。それがイヤなら「自炊」が一番安全で、それは自己責任です。

 ペヤングの「G混入」は毒物レベルとしても、ある程度は起こり得ること。それはお互い様であり、すべてのミスを許さないとしたら世知辛い話しです。一連の報道を見る限り、マクドナルドの「対応」に問題が無いとはいいませんが、しかし、チキンマックナゲットって、日本だけでも1日に何個売れていたのでしょうか。

 国内約3200店舗で、5ピース入りのチキンマックナゲットが、各店20個売れたとします。実際にはもっと売れていることでしょうが、これで1日100ピースと計算の都合上です。

 すると毎日、32000ピースで、異物が発覚したのがその内の1個。いや、この1年間で2個という報告もあり、すると

32000ピース×365日=1168万個

 を分母とします。年末ジャンボの当選確率が1000万分の1ですから、ほぼ同じぐらいの確率で、当事者としては苛立つものがあるでしょうが、それぐらい「レア」だということです。

 金を払っているとはいえマクドナルドです。帝国ホテルのレストランや、先日、美川憲一かと錯覚するほどのメイクでテレビ出演していた川越達也氏の、高級イタリアンでの異物混入なら怒り心頭に発するのもわからんでもありませんが、なかば工業製品であるファストフードならば、「歩留まり」は避けられません。

 見逃せといっているわけではなく騒ぎすぎ。というか「理想論」ばかりを流布させるテレビに吐き気がします。

 飲食店で調理経験があれば、どれだけ細心の注意を払っても、異物混入が起こるときがあります。小さいものでは「毛」から、目立つものなら「絆創膏」ぐらいなら「よく」とはいいませんが、充分にありえることです。

 繰り返しになりますが、見逃せとは言いません。それも含めて衛生管理。そしてそれにも費用が発生し、費用対効果と衛生観念から、消費者がみずからチョイスするものだということです。

 ちなみにマクドナルドは昨年の、賞味期限切れのニワトリを使用していたことが発覚する前の「週刊文春」による外食告発キャンペーンに恐怖を感じ、それ以上に、近所のマクドナルドがテラス席を廃止したことにより、愛犬と利用することができなくなってから利用していません。

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