立ち位置により発言が変わるのは人の常。で、Web業界に厳しい視線を投げかけるのは、わたしがお取引する街場の中小企業には無関係の「トレンド」を、「これからの時代は」と大はしゃぎすること。
告白すれば、かつてわたしはこの言葉に騙された側。ところがそんな時代はいつまでたってもやってきません。ブログにおける眞鍋かをり嬢や、ツイッターにおける津田大介氏などにとっては「社会が変わる」ほどのインパクトがあるでしょうが、これは中川淳一郎氏が「徹底解析!! Facebookというビジネス(洋泉社)」で、ネットツールの第一人者となれば、メディアは必ず取り上げるという成功法則をこう指摘します。
「初めにやれば枠があり、そこから先は夢がない」
その通り。だから、明日はわたしと、WEB業界では「次のトレンドは」と、今日の占いカウントダウンより精度の低いご託宣を繰り返します。技術論も同じ。実際にそれが与える影響は軽微でも、明日のjQueryを探して右往左往して迷路に迷い込みます。
だから鷹揚に構えてコンテンツに注力していれば、時代に振り回されることなく生活ができる・・・と。それはそれとして。さすがに放置しすぎていた諸処に対処しなければと、久しぶりに追いかけられている月曜日です。