ヒルズ族から下層社会足立区(笑)まで

慎太郎さんも晩節を汚し気味ですが、浅野さんも味噌つけた感
じが否めません。

旗幟鮮明に「浅野さんはいらない」としたミヤワキですから
何をいっても批判ですが、はい。批判です。

「どうして(宮城県の人が)東京なの?」

という問いに「日本人だから」と煙に巻きますが、これは無茶
な話し。

「地球人だから」

という詭弁を労してアメリカの市民権を得ようというのとどっち
が無茶かと頭を抱えてしまいます。

そして「地方行政」とひとくくりにしても、東京都と宮城県で
は置かれている立場が全く違います。
知事時代に

「地方に裁量権を」

と主張されていましたが、首都東京は裁量権と同時に警視庁を
はじめ全国的な行政負担を強いられております。

また、いいたかないですが、私達都民の税金は吸い上げられ
地方に分配されます。そして選挙権の一票は限りなく軽い都民
です。

便利さと引き換えに強いられている不便や、抑制されている
権利があり、対して声をあらげない不思議な国民が東京都民なの
です。

同じ日本人であることに違いはありません。
東京でも地方でも、東京の片田舎足立区民でも。

足立区を見てみましょう。

足立区には独特の習わしがあり既得権益がまかりとおり
世襲がしやすく、その様はまるで永田町です。

区内には中小零細の自営業者が多く、彼らでネットワークを作り
相互扶助しており、地元出身の政治屋を支え、区政に声を反映させ
ます。

跡取り息子は幼いときから「経営者」と顔見知りで、商談は常に

「トップ会談」

で行われており、息子の代になってもそれは変わりません。
仮に息子がへまをしたらオヤジ尻を拭いてくれます。

また、どこも似たような事情なので咎めることもあまりなく
仲良しグループで仕事がグルグル廻ります。

悪しきことばかりではありません。
永年のつきあいという「信頼」から、大きな失敗も起こりにくい
のです。

私のような新参者は歯牙にもかけられませんでした。
つまり、新規参入は非常に険しい市場であることが、逆に
既存企業の延命に繋がっているのです。

全国平均と区内の事業所の業種別分布を比較すると

「小売り・飲食業」

が傑出して高いのも

「不特定多数の客を相手にする」

業種に関しては古参と新参の差が比較的に少ないことも
影響しているのかも知れません。

壁はまだまだ厚く、正直

「アイラブ足立区」

と言い続けることにも疲れてきているほどです。

一方、都心の企業や出版関係等々、そんなものより実力のほう
を重く見てくれます。本当はこれが当然ですが。

そして「足立区の常識」を知らない人が区政を司ると

「元足立区長 吉田万三」さんのように、すぐにその席を追われます。

彼は「不信任案」を突きつけられ、議会を解散したのですが、
再選された議会は「オール野党」で、失職した元区長です。

ちなみに彼の当選は自民党の後継者争いで分裂選挙になった
ことによる票割れと、足立区民の大半の開いた口が閉じなかった

「北千住駅徒歩10分の目玉観光のない旧庁舎跡地にホテルを建てる」

という超馬鹿なハコモノ行政を中止するという公約が追い風になった

「自民党の失策」

での当選でした。

区内の事情は区民でも気づきませんが、踏み込んでみると特殊な
事情と大人の事情が複雑に絡み合っていることを知ります。

東京も同じです。

「マスコミでは言えないこと」で地方の実状をお寄せいただくことも
多いのですが、東京は便利と引き換えに抑制されている国民でも
あります。

そして、八丈島から奥多摩町、千代田区、足立区と超都心から
のどかな島まで、ヒルズ族から下層社会足立区(笑)までの

「格差」

に溢れた地域です。
そこのアタマを張ろうという覚悟も見識も浅野さんからは感じません。

浅野さんがもう少し、東京を勉強された上での出馬ならまた違った
かも知れません。

民主党が早々に浅野さんに一本化した上でのことならまた。

出演するテレビを選び、毎日「サプライズ」を与えてメディアを
釘付けにしようとする「あざとさ」がまた透けて見える浅さにまた
今日のネタとしてしまいました。

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