月刊正論2017年4月号「覚醒するか、ジャパン・ファーストの精神」

 今月もキレているのが「ネットバスターズ」は《リベラルが招く言論の「不自由」》。あの宮脇睦大先生の・・・ま、よろしけばどうぞ。

 もっとも印象に残ったのが林眞佑子氏の《お母さんのための安全保障論》。

 プロフィール欄の写真は聡明で可愛らしいと紹介すると、ポリティカル・コレクトネス的に批判を受けそうですが、出生年を見るとひとまわり下なことから、うっかり「お嬢さん」とした認識で読み進めると子を持つ母との記述があり、その時になりようやく自分の年令を顧みて、自分の中の時間軸の刷新をしたことも、私的ながら印象的な読書体験でしたが、「VERY」や「めばえ」といった主婦向けのファッション誌、幼児向け雑誌でも憲法改正への反対、集団的自衛権の恐怖を煽っているとしりビックリ。

 週刊女性や女性セブンが韓流を煽・・・もとい、安倍政権批判を繰り返していることは知っていましたが、ファッション誌、幼児向け雑誌でも繰り返されているとは、小さな私学に過ぎない森友学園など可愛いものです。

 後半になると「右」への不満と要求があり、そこに描かれる人物像がステレオタイプ過ぎるのですが、「日本文化チャンネル桜」のキャスターを務める筆者の周囲にはそういう人が多いのかも知れません。

 だとすれば、今後の保守論壇の課題となるでしょう。

 江崎道朗先生の「SEIRON批評」。肝に銘じておくべき書き出しで始まります。

《米国は敵と味方を間違える天才だ》

 オバマ前大統領が当初、安倍首相に冷淡な態度だったのもそうで、最終的に認識をあらため、それが広島やパールハーバーにつながります。先の大戦もそうでしたし、もはや米国の文化といっても良いでしょう。

 外交を考える上で、相手国の特性を知るのは大前提であり、また「ぷよぷよ」における「連鎖」のようなリレーションも考慮しなければならず、「イスラエルと中国の関係」の箇所は必読であり、翻り対中、対韓国における「ひたすらの譲歩」の愚かさを再確認します。

 そして今月も紹介してしまうのが、八重山日報編集長 中新城誠氏《「沖縄ヘイト」だって? 言葉を弄ぶ反基地報道》。

「ニュース女子」にも繋がりますが、現地報道と現地の声、双方の検証は足立区民にとって貴重な情報となります。

 フェイスブックやツイッターを通じて、現地の方の声もフォローしていますが、県政から県民の声まで渉猟した上で、批判精神によりフィルタリングされた報告は、ネットで触れる「生の声」に別の表情を与えてくれるからです。

 先月号の「シン・保守のホープたち」を批判したのが巻末連載「メディア裏通信簿」。三浦瑠衣氏は保守か? と疑問を呈します。

 実にツボだったのが、先月号の発売直後「サンデー毎日」でも彼女が特集されており「リベラル」を自認していたからです。オジサンが好きそうな顔立ち、振る舞いは認めます。

 ただ、保守の側がチヤホヤし、ロジックは反対で、そちらに取り込まれていった古谷経衡氏になんとはなしに重なるのは、先日、愛用のメガネを7ヶ月の愛犬にかみ砕かれ、作り直しに訪れたメガネ屋で、右目の視力が相当悪くなっていたせいかもしれません。

月刊正論2017年4月号「覚醒するか、ジャパン・ファーストの精神」
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