新味のないタイトルですが今回は自信作。
えぇ、ネット批判です。
そこを商売人なら利用しましょうというアンチテーゼです。
これは「ブロガー」にも通じます。
「●●さんがブログで書いていたが」
「××さんがいうことも」
「▲▲の主張は浅い」
的な。
・・・批評・評論系と括りますが、自説を展開するに当たり、
誰かの声を引用し足がかりとします。
それが「論戦」ならば野次馬的に楽しめるのですが、よく見ると
自説の補強や裏付けとして利用しており、裏を返せば
「●●さんがいなければ成立しない論」
であることも珍しくありません。
それがブログだと主張する梅田望夫さんのような方もいますが、
彼の援用する「海外事例」は、論評だけではなく、発信ツールと
してのネットで、誰かの力ではなく、自分の論で戦うのであり、
そうして「知の集積」が加速度的に進む面があります。そして、
日本のネット空間が幼いとも氏は産経新聞で触れていましたが、
それは自分の言葉ではなく誰かの「受け売り」であることが、
己の発言に責任を持たない参加者を甘やかし続けているという
自己反省に帰結しないところが氏の素晴らしさです。
私ならごめんなさいといいますが。
さてとまぁ一般商売においては「論」で飯は食えません。
そしてブロガーだけではなく一般市民も今、
「答えを検索」
する時代となりました。だからこそ利用しましょう。そして
本稿と出会ったあなたに呟きます。
「誰かの答えがあなたにとって正しいとは限らない」
マッチポンプではなく偽善です。
■心得其の八十七
「客の声は究極のコンテンツ。商売人なら時代にアジャストして利用する」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/09/03/3792