高畑淳子の記者会見は「イジメ」じゃない

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 パヨク発狂。「保守速報」あたりで見かける煽り文句ですが、あまり好きな惹句ではありません。定型文みたいで捻りがないからです。また、見出しだけの「釣り」も多いから。

 ただ、リオ五輪閉会式に「参加」した「アベマリオ」については文字通り発狂。言い得て妙なトンチキが拡散されていました。そしてもうひとつ、「高畑裕太強姦致傷事件」において、その母 女優 高畑淳子さんの記者会見を巡り「パヨク発狂」。

 Twitterをそのまま引用してなつかれても面倒なので発言要旨を。

“成人した息子の犯罪を、母親に謝罪を求める記者会見し、執拗に責めるマスコミの姿は、日本のイジメ社会の構造都同じ。日本は非道い国だ。”

 あのね。まず、整理すると、マスコミと一般人は違う常識の世界に生きています。それが昨今のマスコミ批判、マスゴミと呼ばれる所以。これに左右、保守、リベラルの違いはないでしょう。

 息子の性癖を把握していたかという質問するマスコミを、日本社会全般に当てはめるのは論理の飛躍を過ぎた妄想。イジメ社会ありきで思考停止。

 さらにパヨク界隈にこんなツイートも発見。

“高畑淳子さんは1ミリも悪くない!”

 こちらも発言要旨。

 先のものと併せて、前提条件が間違えるのがパヨクの特徴ながら、一般論としての成人した息子と、七光りによりその職に就いた息子では話が違います。

 親のコネや名前を使っている子供は、一般論における独立した大人と切り分けるのは、あまりにも都合の良い話しだということです。これは縁故入社が噂された「みのもんた」の息子の事件にも通じます。

 「高畑淳子の息子」で売り出し、宣伝し、番組に出演し、高畑淳子自身も母としてそれを許していながら、事件が起きたら「高畑裕太は成人した息子だから関係がない」は通じないでしょう。それこそ一般常識として。

 事件は高畑淳子の息子という立場を利用して行ったものではない、という反論もあるでしょうが、本件においてビジネスホテルに泊まっていたのは映画撮影のためであり、高畑淳子の息子という切り口できっかけを掴まなければ、得られていなかった仕事でしょう。

 論理の飛躍を承知の上でいいますが、高畑淳子の息子として高畑裕太を芸能界に引き入れていなければ、女性はレイプ被害にあわずに済んだのです。

 親の名前を使わずデビューしたり、十数年の下積みの上で売れっ子になったりしたのではなく、「高畑淳子の息子」という特急券を利用しての立場であれば、親である高畑淳子さんに説明を求めるのは当然、とわたしは考えます。

 さらに穿った見方をすれば、今日開かれた記者会見は営業説明会と受け取ることもできます。

 被害者女性や、その関係者の気持ちになってください。また、すべてのレイプ被害者と関係者の気持ちになってみてください。

 強姦魔の母親がのうのうとテレビでている姿を。舞台で演じているという話を耳にしたとき、被害者は永遠に蹂躙され続ける・・・これは事実ながら・・・それを再度突きつけられた気持ちになることでしょう。

 役者なのです。それぐらいの想像力は働くことでしょう。会見を開き、むしろ執拗に虐められるぐらいの質問を受けることで、現在オンエア中の「真田丸」や、その他、キャンセルできない芝居へのダメージを最小限に抑えることを狙った。

 画面を見る限りその真摯な態度に、あくまで「邪推」とは思いますが、高畑淳子さんは希代の女優ではあります。

 セカンドレイプを避けるために、時期も場所も一切口外しませんが、私の人生において、こうした被害者を知る立場にあるものとして、高畑裕太容疑者のような通り魔的であり計画的犯行という醜いケダモノを許す気持になれません。

 また、余りの犯行の手際の良さに常習性すら疑っています。私はこの手の犯罪をしたことはありません。ただ、目的を果たした後は冷静になることは、あくまで一般論ながら、多数の男性が頷くところでしょう。

 衝動の果ての初犯ならば、犯した罪におののき、その場を立ち去るか、被害女性へのケアなり口止めなりをするものです。ところが警察が駆けつけるまで、犯行現場にいたわけです。詳細はわかっていませんが、そこに罪の意識を見つけることは困難です。

 この状況から2つの推論が成り立ちます。知的障害か、常習犯か。前者は善悪の区別がつかず、後者は常態化しているので罪の意識が希薄。

 いずれにせよ本件を巡る報道で、芸能人は高畑淳子さんを擁護し、関係者も以下同文。記者会見でマスコミは低レベルな質問を繰り返し、問題の本質を濁らせます。大切なことは被害者救済(本当の意味ではできませんが)ながら、それが一切語られていないこと。

 また、パヨクは差別だLGBTだと「人権」を声高に叫びますが、ならばもっとも守るべきは被害者女性の人権であるべきながら、高畑淳子さんではないでしょうに、「イジメ」に脊髄反射で飛びつきます。

 私が芸能リポーターならこう質問したことでしょう。

「一人前の社会人と判断して息子の芸能界デビューを許し応援したのか。そうでないなら、芸能界は社会常識、いや遵法意識がなくても務まる商売なのか」

 子役や、無名から出発するタレントではなく、「親の七光り」というブースターによるデビューです。その親になんらかの説明を求めることは当然のこと。そして本件においてはマスコミというより「芸能レポーター」の質の低下です。

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