「朝日狩り!」というが言論攻撃への温度差

 朝日新聞の捏造騒動を、イデオロギー闘争にすり替えようと左派が暗闘しています。池上彰のようなポピュリズムなリベラルは、朝日擁護から他紙批判、そしてメディア論へと話しをすり替え、代表的な主張は「保守は慰安婦はなかったという」という捏造です。

 まともな保守なら「慰安婦」の存在は認めています。彼女らを「娼婦」や「売春婦」と呼ばない優しさを持つからです。また、現在の価値観における「売春」への嫌悪感と切り離しています。

 保守とは歴史の流れの上に自らが立つことを任じており、過去に存在していたことを否定することや、過去を現在の価値観で裁くことの愚かさを知っているからです。

 むしろ左翼陣営が捏造を試みる「慰安婦はなかった」と主張するなら、その人は保守と言うより、特定のイデオロギーに染まっているか、無知なだけでしょう。また、これは常識ですが「従軍慰安婦」はフィクションです。

 その左派がいま、必死に盛り上げを図っているのが、北星学園大学に非常勤講師を務める、いわゆる「従軍慰安婦」報道に携わった別の元朝日新聞記者を辞めさせないと、学生に危害を加えるという脅迫文書を

「言論攻撃」

 とするものです。自由な言論を守れ! に加えて「大学自治を守れ!」と、なんだか往年の血が騒ぐのでしょう、騒いでいるのは山口二郎、池澤夏樹、香山リカ、内田樹、姜尚中、野中広務の名前も見つけました。

 反日と左の匂いがしますが、言論に対して、百歩譲って当該記者、植村隆と実名を出す理由は後に述べますが、彼個人への批判までなら、抗議者の気持ちも分かりますが、爆破予告や学生への攻撃予告は見逃してはなりません。

 イデオロギーは異なりますが、その一点において賛同します。

 ただし、ネット情報なので真贋は不明ですが、植村隆氏の名前により、発行されたメルマガでは「ネット右翼」の攻撃とし、告発した週刊文春の記事を

“私が1991年に書いた元朝鮮人従軍慰安婦の記事について「捏造」などと誹謗中傷したものです。”
http://www.asyura2.com/14/senkyo172/msg/406.html

 と捏造をいまだ認めていません。ならば彼も公の場で、「言論」で反論すべきですが逃げ回っています。先の会合も「言論攻撃」とするなら、植村隆氏に反論の機会を与えることこそ、植村の身の安全を確保と同時に、言論攻撃へのカウンターパンチになることは自明ながらも、それに口を閉ざすのは卑怯者の左翼だからです。

 台風で騒がしかったこの月曜日。小渕優子経産大臣にカッターナイフの刃がはいった封筒が届きました。川内原発再稼働に反対する趣旨の手紙がはいっていたといいます。

 このカッターナイフでコスト削減してくださいという意味でしょうか。違います。脅迫です。

 政治家と元記者は同じ立場ではありません。しかし、暴力を誇示して意見に従わせようという構図は同じです。これについて、

「脱原発運動は平和的に行おう!」

 という呼びかけは聞こえてきません。左翼の唱える「言論の自由」は、いつもいつもご都合主義という事例です。

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