『中居正広のミになる図書館』で紹介された「競売」の不思議な認識

 ふとチャンネルをテレビ朝日に合わせると『中居正広のミになる図書館』がスペシャル番組で放送されていました(2014年9月8日夜7時〜)。

 “不動産屋さんが本当は教えたくない『ウラ情報』大暴露スペシャル”

 と題していたので興味を持ってみました。

 ・・・不動産屋の販売戦略を一時期手伝っていたものからみて「笑止」です。タイトルに嘘はありません。本当は教えたくない、のは本当でしょう。しかし、その大半は公開情報というか常識に属することばかりです。

 と、いうより本当の「本当は教えたくない」ところは見事に割愛されていました。

 例えば「広告」において、「日当たり良好」「史上最高」などは「禁止用語」とスタジオを驚かせますが、実際の広告では多用されております。違法ではありません。

「根拠」

 を示していれば、使ってもよいからです。つまり

“南面6m公道につき、日当たり良好”
“当社史上最高のフローリング素材利用”

 として、いわゆる「説明」の部分を小さめの文字にしてレイアウトして、禁止を解除するのは常套手段です。

 専門家の名前をチェックし忘れていたので、断定はできませんが、セミナーなどを開くコンサルタントを本業とし、グレーゾーンの実務に手を染めていない人たちかも知れません。実務家から見れば、不動産の世界は「グレーゾーン」だらけです。

 また、不動産売買における仲介手数料は「3%+6万円」と法律で定められておりますが、売り主と買い主の両方に口をきいた場合は、双方からこれを徴収でき、業界用語で「両手(物件)」と呼び、片方だけの場合は「片手(物件)」となります。

 そして不動産屋はより儲かる「両手」を紹介したがるとし、物件ごとに両手や片手と説明する業者が良いとまとめますが、それよりも不動産資料に必ず明記されている

「売り主」「専任媒介」「媒介」

 の違いを説明するほうが、現実的に視聴者の役にたつのですが、これには触れません。なぜなら同業者を敵に回し、自分の首を絞めるからです。

 つまり、『中居正広のミになる図書館』で報じた内容は、都合の良いところ、言える範囲をかいつまんでの「教えたくない」であって、視聴者にとって有益な情報ばかりではありませんでした。

 その最たるものが「競売物件」を紹介したコーナーです。格安でマイホームが入手できるという切り口で始まるも、住民が立ち退かない占拠物件などのトラブルを持ち出し、不安を煽ります。

 これらがないとはいいませんが、法的手続きで退去させることができ、仮に「ヤクザ」だとしても、彼らの目的はお金にあることが多いので、むしろ素人よりビジネスライクに解決できるとプロは言います。

 その素人でも次の生活の保障、一例を挙げれば「引っ越し費用」などで解決することがほとんどとのこと。

 もちろん、これらすべてを一般の方がやるのは大変ではありますが、それを専門に代行する不動産業者もいます。

『中居正広のミになる図書館』ではこれにふれましたが

「相当な費用が発生する」

 と釘を刺します。
 番組内では3〜4割とこれまた微妙なダンピング額を提示していましたが、相場の半額以下で物件が買えることもあるのが競売物件です。

 仮に相場価格1億円の物件が5千万円なら、競売代行業者の手数料が1千万円でも4割引きです。そして不動産業をベースとした、まともな競売代行業者なら、1千万円もの法外な手数料は請求しません。

 つまりマイホーム購入において「競売」は有力な選択肢のひとつになるのです。むしろ「公平な不動産情報」という視点に立てば「競売物件」は、不動産屋に騙されない有力な選択肢になります。

 競売によるマイホーム購入をご検討なら、詳しくは「競売代行のプロ」のサイトをご覧ください。

競売でマイホーム
http://www.agent-service.jp/biz/keibai-myhome.html

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