小保方代理人の発言を受け、あえて理研を擁護する

 小保方晴子博士のSTAP論文を巡る「闘争」は、「ミヤネ屋」において格好のネタになっておりますが、理研に関する問題は多々あり、主にそれは「利権」の匂いのするところは一旦脇に置きます。

 権力におもねる訳でないのは無関係だから。ましてお役所仕事も権威も、電波メディアからお声のかからない街角の報告者に、利権など告発対象に過ぎません。ただ、「本筋」ではないからです。

 で、利権は小保方晴子氏の申し出を門前払いし、再調査せず不正を確定としました。そして弁護士が吠えます。もちろん、小保方晴子と弁護士の権利はどうぞご自由に。

 あえて「擁護」をしてみます。利権を、もとい理研を。

 まず、識者によれば先の利権がらみで、理研は裁判闘争を避けているといいます。この利権とは「特定国立研究開発法人」の指定で、認められれば莫大な予算が下りると目されています。だから、騒ぎはまずく、収束のために裁判を回避し、トカゲの尻尾として小保方晴子を切り捨てた・・・と。

 週刊文春によれば、小保方氏は「ゴジラ」とあだ名され、彼女が通ったあとは廃墟と瓦礫になるというのなら、トカゲの尻尾ではなく悪性腫瘍であり、切り捨てるのは現代医学としては当然ながら、確認する術を持たないのでどちらがどちらと断じはしません。

 ただ、わたしが理研の幹部なら法廷闘争を辞さないでしょう。むしろ権威と信用の失墜を理由とした賠償で逆提訴をちらつかせます。個人と組織の法廷闘争の勝敗は火を見るより明らかです。

 そこで、理研はみずから禁じ手としているので・・・なければ、喧嘩をしたことがない優等生のひ弱さであり、その足元にローキックをいれる小保方と弁護士の作戦勝ちです。つまり戦略的弱者の傲慢です。

 そして理研を擁護するもうひとつのポイント。小保方晴子サイドは、彼女の論文を調査した委員の中にも不正が疑われる研究者がいたことを理由に、調査内容への疑義を匂わせています。

 わたしはだからこそ、小保方論文の捏造について正しいジャッジメントを下したのではないかとみます。なぜか。

「嘘つきは嘘つきを知る」

 です。換言すれば、自分がズルした箇所、理由を重点的にチェックするからで、そこに不正を見つければ「ダウト」と自信を持って断定できるのは、自らズルを経験したモノだけだからです。FBIやCIAがハッカー(正しくはクラッカー)を雇って、ハッカーを撃退するのと同じ。

 不正調査については、適切な人選だったということです。

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“小保方代理人の発言を受け、あえて理研を擁護する” への2件の返信

  1. 1題のみですが毎ナビコラムを読み、優れたコラムだと思いブックマークしましたが、こちらのブログを読んでがっかりしました。コラムの方と違い、文章が稚拙であり、かつ浅い知能による見地に、本当に同じ人が書いたものであるのか疑問を感じました。
    高い料金設定をしてるのですから仕事を頼みたいと思わせるよう、もっと勉強してください。

    1. 同一人物による文章だよ。多面的でしょ。まだまだ引き出しあるよん。
      それからね。なんと思うがあんたの自由だが、金をちらつかせて従わせようという人間の依頼はこちらから断る。

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