特定秘密保護法=戦争ならば、今日という日は絶好機

 すっかり特定秘密保護法ばかりが連呼される情報番組。TBSの『サンデージャポン』では、あの杉村太蔵氏がまともにみえる始末です。国会王子こと武田一顯記者などは、巧妙に一般論を装いながら法律を批判しています。

 官僚による恣意的な情報隠しを批判し、しかし実際に政治を動かしているのは官僚だという真っ当な指摘には論点をずらし、批判の刃を引っ込めはしません。その官僚を使いこなすのが政治家の仕事で、実務は官僚が担っており、官僚が悪さをするという「悪玉論」にたつのなら、日本の国の機能は停止するのに、そのことからは目を逸らします。

 そして「外交」について、武田一顯は馬脚を現します。杉村太蔵氏がこれも官僚と指摘すると、すかさず「政治家」といったところで、他のタレントがちゃちゃをいれて話しは終了。武田一顯は助かりました。だって外交の下準備は外務省や、関係省庁の仕事で、政治家の登場は仕上げや、難局における「政治判断」の時だけだからです。すこし考えれば分かること。ルワンダの対日政策における、政府関係者との人脈作りのために、国会議員が渡航することなどありえはしません。

 一事が万事、特定秘密保護法の反対のためなら、どんな無理筋も通るというのがいまのマスコミ、特にテレビと朝日新聞と毎日新聞と、日経新聞(ただし、社説やコラムなど主観をいれこめるところ)の姿勢。むしろ大政翼賛会の支配下にあった戦時と同じで、彼らが反対の論拠とする国民の「知る権利」を阻害しています。

 そして本日。日米開戦です。特定秘密保護法=戦争という脳機能が停止した連中が散見する「デモ隊」はもとより、武田一顯を筆頭に反対論を張るマスコミ連中が、触れないのが不思議です。

 特定秘密保護法=戦争ならば、今日という日は絶好機です。奇襲攻撃により、日本画自滅へと向かった戦争のこの日、もう一度、われわれは平和というものを考え・・・などと情緒を揺さぶり論理を破戒する方法で、国民を脅迫する・・・ことができないのは、反対派も自らの主張の矛盾に気がついているからでしょう。

 詳細は割愛しますが、日本軍の電信がすべて傍受され、暗号も解析されていたのはもはや常識です。英国のチャーチルは攻撃日を把握しており、米国を戦争に引きずり込むために具体的な内容を伏せていたとする説もあれば、いやいやそもそもフランクリン・ルーズベルトも暗号を傍受しており、戦争に反対する米国議会を参戦にかたむけるために、あえて真珠湾への先制攻撃を許したとする説もあります。端的に言えば日本は嵌められたということです。だから犠牲者とは言いませんが、開戦時から狡猾な外交ゲームの敗者であったことだけは確かなことです。

 その開戦時の「機密」は英米両国で開示されていないものがいまだ多数あると言います。暗号解析などその最たるもの。先のチャーチルの説も、ルーズベルトの説も、どちらが本当であっても、重大な外交問題、後者においては米国民主党の存立が危うくなるほどの大問題へと発展します。米国を戦争に引きずり込むために自国民を殺させたのですから。

 今後明らかになるかも微妙です。ところが反対派は「米国は自動的に機密を公開している」と嘘を言います。歴史において100年単位で言えないことは多々あるのが外交の世界で、いまだにこうした常識の無い我が国だから、つねに外交ゲームで敗北し続けているのです。なぜなら、外交の実務は官僚が担いますが、官僚の方針を決め背中を押すのが政治でアリ、その政治家を選んでいるのは我々国民で、国防や機密への「世界常識」がないまま、なんとなくという理由で反対と声を上げ、それを煽るマスコミの姿は開戦前夜の日本に重なります。

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